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ヨゾラ物語ファイル オンボロボットは泣かない

出版社名 ポプラ社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-591-17454-8
4-591-17454-9
税込価格 1,100円
頁数・縦 190P 19cm

商品内容

要旨

お金持ちの家に生まれながら、勉強もできず体も弱いショータは、いつも自信がなかった。AIロボット執事「ジョー」だけが、たった一人の友だちだったのだが…。ロボットと人間たちがくりひろげるまさかの結末の7つのドラマ。

出版社・メーカーコメント

ふしぎな友情と意外な結末に胸があつくなる「ぼくとAIロボット執事」ほか、「オンボロボットは泣かない」、「AIスパイに出会った日」、「星降る夜のできごと」など、未来のロボットと人間がくりひろげる感動のストーリー7話。「ぼくとAIロボット執事」父の会社のあとつぎになることを期待される少年ショータだったが、なんのとりえもなく自信が持てないでいた。そんなショータにとっては世話係としてのAIロボット執事「ジョー」だけが、心をゆるせるたった一人の友だちだったのだが……。「秘密だらけの家族」ママは弟ばかりをかわいがり自分はきらわれていると思っていた女の子ニコ。「あなたにはだれにもいっちゃいけない秘密があるのよ」とママはいう。バレたらこの町に住めなくなる秘密とは、ニコがアンドロイドだということだった……。「オンボロボットは泣かない」小学五年生のダインは、クラスメイトのように高性能のAIロボットを買ってもらえないのが不満だった。あるときパパの弟であるおじさんからロボットをゆずってもらったが、あまりのオンボロでがっかり。だが、「ロボ」は思いがけない働きをする。「AIスパイに出会った日」夏休み最後の日、草むらから「オレをつぶすな!」という小さな声が聞こえた。005というAIスパイが、コオロギの死骸にとりついていて声を出していたのだ。ケンは005を部屋に連れ帰るのだが……。AIスパイがくれた忘れられない夏の思い出。「野良ロボットの森」ノゾムが合格祈願のハチマキをつけたキツネ型のロボット「ゴン」に出会ったのは、ロボ捨て山の森だった。病気の母を介護し学校も休みがちなノゾムに、ゴンは勉強を教え、がんばれと励ましてくれるのだが……。孤独な少年と捨てられたロボットの友情。「星降る夜のできごと」となりに引っ越してきたロボットがあいさつに来た。一人暮らしだという。最初はあやしんだカナエだったが、そのロボットがレストランを開きロボシェフとして評判を呼ぶと、店に通うようになる。人間に生まれ変わることを願ったロボットの物語。「ゾボと旅の仲間たち」港の荷物をはこぶロボット「ゾボ」は、えらい人からクビを言いわたされて、捨てられることになった。ゾボは新しい生活を求めて旅に出ることを決意する。役割を終えた時代おくれのロボットたちが新しい希望を見つけるまで。

著者紹介

藤 真知子 (フジ マチコ)  
東京都出身。東京女子大英米文学科卒。著書多数。近年は環境活動にも携わり『モットしゃちょうとモリバーバのもり』で環境に優れた本として台湾・小緑芽奨受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)