• 本

レジリエントな社会 危機から立ち直る力

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-296-11374-3
4-296-11374-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 445P 20cm

商品内容

要旨

ジャスト・イン・タイムからジャスト・イン・ケースへ。パンデミック、戦争、大地震、気候変動…。危機に対処するためのマインドセットを解説。ドイツビジネス書最優秀賞受賞(2021年)、フィナンシャル・タイムズ紙ベスト経済書(2021年)

目次

序章
1 レジリエンスと社会(リスク管理からレジリエンス管理へ
レジリエンスとさまざまな秩序 ほか)
2 ショックの封じ込め:新型コロナウイルスの事例(パンデミックの波に対する行動反応とレジリエンス幻想
情報、検査、追跡 ほか)
3 マクロ経済のレジリエンス(イノベーションが長期的な成長を促進する
傷痕 ほか)
4 グローバル・レジリエンス(新興国のレジリエンスに関する難題
新たなグローバル世界秩序 ほか)
結論と展望

出版社・メーカーコメント

ジャスト・イン・タイムからジャスト・イン・ケースへ。パンデミック、戦争、大地震、気候変動……。危機に対処するためのマインドセットを解説。★アンガス・ディートン(ノーベル経済学賞受賞)絶賛!★ドイツビジネス書最優秀賞受賞(2021年)★フィナンシャル・タイムズ紙ベスト経済書(2021年)【レジリエンスとは?】「レジリエンス」はこれからの社会デザインを導く北極星だ。レジリエンスの本質は、「樫と葦」の寓話にあるように、嵐を乗り切って回復する力にある。樫の木は頑丈で力強い、普通の風に吹かれてもまず倒れそうにない。対照的に、葦はほんの微風でも曲がる。だが、強い嵐が吹き付けたときには樫は弱い。葦は曲がるが折れない。これが、レジリエンスだ。効率重視の「ジャスト・イン・タイム」から、万一に備える「ジャスト・イン・ケース」へ。冗長性は悪から善になる――。危機対応型のマインドセットに転換しよう! レジリエンスの定義、レジリエンス重視の社会契約の考え方から始めて、新型コロナウイルス・パンデミックからの教訓、コミュニケーション、イノベーション、ダメージ・コントロール、金融のレジリエンス、インフレ、高水準の債務、不平等などのマクロ的な問題、そして、新興国経済、地政学と世界経済、気候変動といったグローバルな問題に至るまで。気鋭のマクロ経済学者が、どうすれば社会は、ショックに直面しても危機から立ち直れる力を備えることができるのかを考察する。

著者紹介

ブルネルマイヤー,マーカス・K. (ブルネルマイヤー,マーカスK.)   Brunnermeier,Markus K.
プリンストン大学エドワーズ・サンフォード・プロフェッサー。エコノメトリック・ソサエティ・フェロー、グッゲンハイム・フェロー、スローン・リチーサ・フェロー、アメリカ・ファイナンス協会バイス・プレジデント、ピーターソン国際経済研究所ノンレジデント・フェロー。アメリカ議会予算局、ニューヨーク連邦準備銀行、国際通貨基金、欧州システミック・リスク・ボード、ドイツ・ブンデスバンクのアドバイザリー・ボード・メンバーなどを歴任、もしくは務める。特に、バブル、流動性、金融・通過の価格安定性を重点に国際金融市場およびマクロ経済にフォーカスして研究。日本では低金利政策の問題点を指摘した「リバーサル・レート」論提唱者として知られている
立木 勝 (タチキ マサル)  
中学高校教員を経て翻訳家
山岡 由美 (ヤマオカ ユミ)  
出版社勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)