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殺意 サスペンス小説集

中公文庫 い37−8

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-12-207242-8
4-12-207242-5
税込価格 946円
頁数・縦 312P 16cm

商品内容

要旨

もし殺意があったとすれば、それは…。女が一線を越える瞬間を捉えた表題作、戦中戦後の混乱を背景にすれ違う男女の心理を描いた「傍観者」、悲哀に満ちた男の数奇な運命を追った「ある偽作家の生涯」ほか全九篇。一九五〇年前半に発表された昭和サスペンスの至宝。文庫オリジナル。

出版社・メーカーコメント

もし殺意があったとすれば、それは……。女が一線を越える瞬間を捉えた表題作、戦後の混乱を背景にアプレゲールの複雑な心境を描いた「傍観者」、悲哀に満ちた男の数奇な運命をたどった「ある偽作家の生涯」ほか全九篇。一九五〇年代前半に発表された昭和サスペンスの至宝。文庫オリジナル。 〈解説〉米澤穂信 【目次】 殺意/投網/驟雨/春の雑木林/傍観者/斜面/雷雨/二つの秘密/ある偽作家の生涯

著者紹介

井上 靖 (イノウエ ヤスシ)  
1907(明治40)年、北海道生まれ。静岡県に育つ。京都帝国大学哲学科を卒業後、毎日新聞社に入社。50年「闘牛」で芥川賞を受賞し、51年に退社、作家生活に入る。58年『天平の甍』で芸術選奨文部大臣賞、60年『敦煌』『楼蘭』で毎日芸術賞、64年『風涛』で読売文学賞、69年『おろしや国酔夢譚』で日本文学大賞、82年『本覚坊遺文』で日本文学大賞、89年『孔子』で野間文芸賞など、受賞作多数。76年、文化勲章を受章。69年にはノーベル文学賞の候補となった。1991(平成3)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)