話し合いの作法 「対話と決断」で成果を生む
PHPビジネス新書 446
出版社名 | PHP研究所 |
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出版年月 | 2022年9月 |
ISBNコード |
978-4-569-85184-6
(4-569-85184-3) |
税込価格 | 1,155円 |
頁数・縦 | 301P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 コロナ禍により、私たちはビジネスの方法や働き方の変化を余儀なくされた。もっとも大きな変化は、オンラインによる打ち合わせや会議の増加ではないだろうか。対応する中で、改めて「話し合い」の大事さを再認識した人もいるはずだ。では、より良い成果に結びつく「話し合い」は、どうあるべきだろうか。本書では、あらゆる分断や対立、多様性を乗り越え、相互理解と的確な意思決定を促す「話し合いの作法」について、著者の研究や経験に基づき、わかりやすく解説している。「話し合い」には「対話」と「決断(議論)」という2つのフェイズがあるとする。「対話」のフェイズでは、お互いの意見の違いや認識のズレを表出させることを目的とし、結論を出すことはしない。次の「決断(議論)」のフェイズでは、各々の意見を冷静に比較検討し、結論を出す。メンバー全員がこの2つのフェイズを意識することが重要なのだという。著者は立教大学経営学部教授(人材開発・組織開発)で、立教大学大学院経営学研究科経営学専攻リーダーシップ開発コース主査、立教大学経営学部リーダーシップ研究所副所長。「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発、組織開発について研究している。 |
商品内容
要旨 |
リーダーしか発言しない、何も決まらない長時間の会議…今、「残念な話し合い」が日本全国で多発している。しかし、多様な人々がともに「答えのない問い」の解決に取り組む現代では、話し合いはより重要になると著者は語る。本書では、相互理解を促す「対話の作法」と、納得感を生む「決断の作法」を合わせた「話し合いの作法」を解説。あらゆる分断・対立・多様性を乗り越え、成果を生む技術がここにある! |
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目次 |
第1章 話し合いが苦手な国、ニッポン(話し合いが苦手な日本人、その3つの理由とは? |
出版社・メーカーコメント
◆リーダーしか発言しないチーム、結局何も決まらない会議……◇形だけの対話から脱却し、成果を生む「話し合いの作法」とは?◆言いたいことが言い合える有意義な場をつくる全技法! ふと気づくと、「偉い人」やリーダーしか発言していない会議、長時間話しても、有意義な結論が出ない打ち合わせ……こうした「残念な話し合い」が今、日本のいたるところで発生している。 しかし、立教大学で人材開発・組織開発を研究する中原淳氏は、現代の職場やチームでは、多様な人々とともに「答えのない問い」に挑み、試行錯誤しながら、その先に解決を目指す必要があるため、「話し合い」の重要性は今後ますます増していく、と語る。 そこで本書では、メンバーの相互理解を促す「対話の作法」と、納得感ある結論を導く「決断の作法」を合わせた、「話し合いの作法」について、わかりやすく丁寧に解説。 職場や組織で発生する「分断・対立・多様性」を乗り越え、チーム・メンバー全員の力で成果を生む技術がここにある! 【本書の内容】第1章 話し合いが苦手な国、ニッポン〇話し合いが苦手な日本人、その3つの理由とは?〇「一見、仲がよい」だけでは、心理的安全性は高くない?〇表層のダイバーシティと深層のダイバーシティ 第2章 「話し合い=対話+決断」――よい話し合いのプロセスとは?〇「対話」と「決断(議論)」─話し合いの2つのフェイズ〇日本全国で発生中!「残念な話し合い」5つの病〇究極の病「対話ゼロで、ただちに多数決病」 第3章 対話の作法〇「何でもいいから話してごらん」では対話は生まれない〇なぜ人は年を取ると話が長くなるのか〇リーダーのなにげない「いいね!」がフラットな関係を壊す 第4章 決断の作法〇決断とは、メリット・デメリットを明らかにした議論の「先」にある〇多数決に安易に逃げるな〇決めた後は「自発的フォロー」が不可欠 第5章 「話し合い」にあふれた社会へ〇「対話と決断」こそ、話し合いにあふれた社会への第一歩〇すべてのリーダー・管理職に話し合いのスキルを〇「言葉」が軽視され、「論理」で考えられない社会