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日本とアジア 経済発展と国づくり

出版社名 藤原書店
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-86578-344-5
4-86578-344-X
税込価格 6,820円
頁数・縦 416P 22cm

商品内容

要旨

アジア各国の研究者とも協力しながら、開発途上国への質問票による実証研究等、豊富な現地調査をもとに詳細に分析した、国際的経済学者のライフワーク。2008年経済危機、少子高齢化、日本の「失われた20年」等に万遍なく目配りしつつ、日本との関係、適正技術の移転等の観点から、東南アジア各国の“国づくり”と“経済発展”の相関を、事例と統計で示す画期作。

目次

第1部 日本とアジアの現状と展望(いつになれば、アジアは世界で指導的役割を演じ得るか
日本経済の失われた20年の教訓
2008年の世界金融危機の責任者は、誰か
少子老齢化する人口への対策)
第2部 経済発展と政治的成熟の諸段階(経済発展と国づくりの諸段階
近代国民経済の創建
地域開発政策―日本における成功と失敗
発展開発政策の諸段階―日本の経験を他のアジアと中南米諸国と比較して
アジア開発における分権化政策)
第3部 アジア諸国の実証調査研究(適正技術の選択1―社会経済文化の要因と政府の影響
適正技術の選択2―インドネシア・タイ国・フィリピンでの企業についての調査報告
稲作農民の社会経済行動―中部タイと中部ジャワと滋賀・新潟の農民の比較考察)
第4部 アジアにおける日本的経営(アジアにおける日本的経営―序論
中国における日本的経営)
第5部 ナショナリズム、文明と宗教心(アジアのナショナリズムと政治指導者
文明の衝突か、協調か)

著者紹介

市村 真一 (イチムラ シンイチ)  
1925年京都市生れ。京都大学名誉教授、大阪国際大学名誉教授、(財)国際東アジア研究センター名誉顧問、東アジア経済学会名誉顧問。専門は、計量経済学・経済発展論。学歴、1949年京都大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)