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出雲・吉備・伊予

角川選書 659 シリーズ地域の古代日本

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-04-703698-7
4-04-703698-6
税込価格 2,530円
頁数・縦 264P 19cm

商品内容

要旨

古代より中国・四国地方は、大陸への窓口である九州と近畿とをつなぐ、人や文物、情報が往来する回廊であった。山陰、瀬戸内海の南北岸、太平洋岸の回廊が3本並び、気候や地形も違う。この多様さが、密に込み入った歴史を形成したのである。特定の地域名を象徴的に意識しつつ、古墳や国府のような列島共通のテーマと、弥生墳丘墓、鉄生産、古代山城、出雲大社など地域に顕著なテーマとを往復しながら、日本列島古代の歴史像を多面的に浮き彫りにする。

目次

1章 山陰・瀬戸内・土佐(松木武彦)
2章 製鉄技術の開発と普及を担った中国地方―古墳〜奈良時代を中心に(村上恭通)
3章 弥生墳丘墓と巨大古墳(新納泉)
4章 国府と鋳銭司(加藤友康)
5章 古代の出雲―出雲大社、風土記、そして境界への認識(大日方克己)
6章 瀬戸内の古代山城(亀田修一)
ESSAY 「出雲大社」の古代的断想(千家和比古)

出版社・メーカーコメント

中国・四国地方は、古代より人や文物や情報が往来する「回廊」であった中国・四国地方は、古代から人や文物や情報がさかんに往来する回廊であった。製鉄技術の開発、弥生墳丘墓と巨大古墳、国府と鋳銭司、古代出雲、瀬戸内の古代山城など、多様なテーマで当地方の古代像を描く。

著者紹介

吉村 武彦 (ヨシムラ タケヒコ)  
1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史
川尻 秋生 (カワジリ アキオ)  
1961年生。早稲田大学文学学術院教授。日本古代史
松木 武彦 (マツギ タケヒコ)  
1961年生。国立歴史民俗博物館教授。総合研究大学院大学教授。日本考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)