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ひとり遊びぞ我はまされる

出版社名 平凡社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-582-83908-1
4-582-83908-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 293P 19cm

商品内容

要旨

映画を見ること、本を読むこと、音楽を聴くこと、町を歩くこと、ローカル線の旅に出ること―。ひとり迎えた老年の日々は、今日も続いてゆく。2018‐21年の日記。

目次

鉄道三昧の台湾旅。
ガスタンクと鉄道のある風景。
鉄道で、土地の記憶をたどる旅。
台湾と北海道、島を想う。
台湾文化の伝統と新しい風。
「芸術の秋」を楽しむ。
台湾を愛した天野健太郎さん逝く。
荷風に倣って掃苔。
清張の甲州好きの謎を解く。
林芙美子ゆかりの町、直方に行く。
「長寿建築」が残る町、山形県長井を歩く。
清張ゆかりの宿と、荷風のこといくつか。
高座の台湾少年工と呉明益
『〓東綺譚』に登場した鳩ヶ谷に行く。
寒河江で地元の人と交流する。
変わる函館で、変わらない場所。
台湾の布袋戯と池内紀さん。
台湾の虎尾で出会った二人。
猪谷から、彼岸を望む。
荷風ゆかりの恵明寺に詣でる
荷風を追って、桜咲く新川へ。
全線開通した常磐線に乗って、富岡町へ。
一人、善福寺川沿いを歩く日々。
紫陽花と山高登さん。
久しぶりの旅、いすみ鉄道に乗って大多喜へ。
地方と東京の対立、そして台湾の鉄道同志。
荷風ゆかりの墓所に参る。
木村荘八と龍膽寺雄。
藪原駅そして天野健太郎さんのこと。
三原葉子を偲んで盛岡へ。
仙山線でゆく、まわり道の旅。
荷風ゆかりの地、市ヶ谷八幡に初詣。
荷風の書斎を見に市川へ。
門司港、小倉昭和館とごまさば。
武蔵野の古寺に心和ませる。
台湾で懐かしむ、日本の鉄道風景。
水郷水元公園と塩見三省さん。
市井の人を描く野口冨士男。
近郊ローカル線に乗って児玉へ。
古書店文化と諸星大二郎。

出版社・メーカーコメント

ローカル線で小さな町を訪ねること、台湾の人たちのこと、コロナ禍での日々、そして荷風への思い……。独り迎えた老年の日々を綴る。2019-21年の日記。

著者紹介

川本 三郎 (カワモト サブロウ)  
評論家。1944年東京生まれ。著書に、『大正幻影』(サントリー学芸賞受賞)、『荷風と東京』(読売文学賞受賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞受賞)、『小説を、映画を、鉄道が走る』(交通図書賞受賞)、『白秋望景』(伊藤整文学賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)