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太陽が死んだ日

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-309-20861-9
4-309-20861-4
税込価格 3,960円
頁数・縦 339P 20cm

商品内容

要旨

大地の骨が折れるように暑い七月の黄昏。伏牛山脈のある村で謎の病「夢遊」が伝染しはじめる。昼の世界の秩序は崩壊し、隠された欲望をむき出しにする人々。父母が営む葬儀用品店を手伝う一四歳の少年・李念念は、夢遊をのがれて夜の闇を直視する。遺体を火葬する際に出る屍体の油、葬儀用の花輪や金箔の冥紙、果てしない略奪と殺戮、そして念念の隣家に住む著名作家の閻連科…。夢遊の闇を取りはらう太陽は果たして生き返るのか。現代中国の矛盾を正面から描き、本国では発禁処分の続く作家が到達した奇怪なる最高傑作。閻連科文学の極北、第6回紅楼夢賞受賞。

出版社・メーカーコメント

ある日突然、村人たちに夢遊病が流行する。欲望をさらけだし、略奪や殺人を犯す人々。14歳の少年の目に映る白日夢の世界。『1984』『白の闇』と並び称される最高傑作。紅楼夢賞受賞。

著者紹介

閻 連科 (エン レンカ)  
1958年中国河南省の貧しい農村に生まれる。高校中退で就労後、20歳のときに人民解放軍に入隊し、創作学習班に参加する。80年代末から小説を発表。軍人の赤裸々な欲望を描いた中篇『夏日落』(92)は発禁処分となる。その後も中篇『年月日』(97)など精力的に作品を執筆し、中国で「狂想現実主義」と称される長篇『愉楽』(2003)は、05年に老舎文学賞を受賞した
泉 京鹿 (イズミ キョウカ)  
1971年東京都生まれ。フェリス女学院大学文学部卒業。北京大学留学
谷川 毅 (タニカワ ツヨシ)  
1959年広島県大竹市生まれ。名古屋経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)