神域
文春文庫 ま33−4
出版社名 | 文藝春秋 |
---|---|
出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-16-791941-2
(4-16-791941-9) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 519P 16cm |
商品内容
要旨 |
アルキメデス科学研究所の所長・篠塚と盟友の秋吉はアルツハイマー病で死滅した脳細胞を再生させる人工万能幹細胞・フェニックス7を発明する。政府も国家戦略の柱に位置づけるが、研究成果を狙うアメリカの魔の手が迫る。そんな折、研究所の近くで高齢者の失踪事件が続発。夢の細胞は本当に安全なのか? |
---|
出版社・メーカーコメント
アルツハイマー病を治す「奇跡の細胞」が誕生!?バイオ・ビジネスの光と闇を描く迫真の医療サスペンス。篠塚と秋吉は二人三脚で脳細胞を再生する人工万能幹(IUS)細胞「フェニックス7」を開発、アルツハイマー病の克服を目指していた。だが、人体への移植には莫大な資金と研究環境が必要で、篠塚は世界的なIT企業を一代で築き上げた氷川の助力を得ることに成功した。再生医療を国家戦略の柱としたい日本政府は、一刻も早い実用化を迫っていたが、一方で古い体質を維持しようとする勢力や慎重派らは陰に陽に足を引っ張り、フェニックス7の治験実現は一向に進まない。そんな中、フェニックス7の研究施設周辺で、認知症を患ったお年寄りの謎の失踪事件が頻発していた。真相を追う刑事が追及の果てに見たものとは……。