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確率の哲学 因果論思考から帰納論理へ

出版社名 森北出版
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-627-08301-1
4-627-08301-7
税込価格 3,850円
頁数・縦 227P 21cm

商品内容

要旨

哲学者は「確率」をどう解釈し、論じているのか?「ある会社の採用試験を受けたとき、採用される確率は?」「治安の悪い国へ行ったとき、事件に巻き込まれる確率は?」このような場面を深掘りしながら、確率の哲学的側面を解説します。

目次

行為と確率
意志決定理論
自然科学と確率
主観説
囚人のジレンマ
条件付き確率
因果論思考
帰納論理へ
予測推論
コルモゴロフの公理系〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

確率はいったい何を表し、どう根拠づけられるのか?哲学的に筋道を立てて確率を論じるとはどういうことか?そのためにはどのような手法が必要なのか? 「ある会社の採用試験を受けたとき、自分が採用される確率はどれくらいか」「最近事件が起こった国へ渡航したとき、自分が事件に巻き込まれる確率はどれくらいか」このような場面を題材に確率の哲学的側面を解説します。 扱う手法は、意志決定理論から始まり、記号論理や確率論理学を経て、カルナップが提唱した帰納論理へとたどり着きます。哲学者の思考と研究アプローチに触れられる一冊です。 *** 「本書をとおし、『確率の哲学』というジャンルが広く一般読者に知られることを願ってやみません。」――日本哲学会会長・一ノ瀬正樹(監修者序言より)

著者紹介

一ノ瀬 正樹 (イチノセ マサキ)  
現在、東京大学名誉教授。オックスフォード大学名誉フェロウ。武蔵野大学教授。博士(文学)
金子 裕介 (カネコ ユウスケ)  
2009年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、明治大学兼任講師、武蔵野大学非常勤講師。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)