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地球を救うスーパーヒーロー生き物図鑑

出版社名 エクスナレッジ
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-7678-3057-5
4-7678-3057-5
税込価格 1,760円
頁数・縦 159P 21cm

商品内容

要旨

異常気象をまねく地球温暖化や未知の感染症、増え続ける廃棄物など、私たちのすむ地球は多くの問題を抱えています―。そんな地球を救うヒントをくれるスーパーヒーローは、何万年もの間、自然界で上手に共生してきた動物や昆虫や植物や細菌たちです!生き物の知恵を学び、あなたも地球を救うスーパーヒーローになりましょう。

目次

1 地球温暖化を救う生き物(スイスイ飛ぶ飛行機の表面はホホジロザメの肌と同じ
新幹線がトンネルでも静かなのはカワセミのくちばしのおかげ ほか)
2 未来のロボットやセンサーのお手本になる生き物(アブラコウモリの超音波で、視覚障がいのある人も安全に歩ける
シロナガスクジラは北極と赤道でコミュニケーションをとれる ほか)
3 快適な住まいやまちづくりのヒントになる生き物(ニッポンマイマイの殻は汚れのつかない優秀なタイル
鳥にだけ見える色を使って、鳥も人も快適な窓ができた ほか)
4 地球にやさしい豊かな暮らしのお手本になる生き物(ぬれない傘はオオガハスの葉っぱがお手本
モルフォ蝶の神秘的な翅から七色に光る糸が作られた ほか)
5 これからのヘルスケアを助けてくれる生き物(胃まで薬を届けるには寄生虫のアニサキスがお手本になる
ケイソウの構造は軽くて丈夫なギプスに最適! ほか)

出版社・メーカーコメント

異常気象や未知の感染症から地球を救ってくれるのは、生き物たちのスゴ技から生まれた新しい技術! 何万年もの間、自然界で上手に共生してきた動物や昆虫や植物や細菌たちのすごい生態をお手本にすれば、すべての生き物にとって暮らしやすい社会をつくることができます。今、地球が抱えるさまざまな問題を解決するヒントになった、生き物たちのスゴ技を紹介します!研究真っ只中の未来の技術もたくさん登場します。 ◎Chapter1 地球温暖化を救う生き物異常気象をまねく地球温暖化を食い止めるには、二酸化炭素を出さない新しいエネルギーの開発や、使用するエネルギーを減らす省エネ技術が必要になります。そんな新しい技術のお手本になる生き物が登場します! ◎Chapter2 未来のロボットやセンサーのお手本になる生き物自然界の生き物がもつ超高度なセンサーや、ヒトにはできないさまざまな動きは、最新のセンサーやロボットのお手本になっています。生き物たちのスゴ技からどんな最新技術が生まれるのか、ワクワクすること間違いなし! ◎Chapter3 快適な住まいやまちづくりのヒントになる生き物災害や人口減少などの変化にも柔軟に対応できるまちとは、どんなまちでしょうか? さまざまな生き物がバランスをとりながら共生する自然界には、まちづくりのお手本であふれています。生き物たちの豊かな社会をのぞいてみましょう! ◎Chapter4 地球にやさしい豊かな暮らしのお手本になる生き物ぬれない傘や色あせないカラフルな糸、自然に修復するコンクリートなど、生活をより豊かで便利にする技術を紹介します!自然界の生き物をお手本にしているので、環境にも優しい技術です。 ◎Chapter5 これからのヘルスケアを助けてくれる生き物どんなに医療が進歩しても、病気やけがをゼロにすることはできません。そこで、病気になっても元気な心で過ごせる工夫が求められています。そんな新しいヘルスケアのヒントになる自然界の生き物を紹介します!

著者紹介

下村 政嗣 (シモムラ マサツグ)  
1954年福岡県生まれ。工学博士。専門は高分子化学。公立千歳科学技術大学特任教授。北海道大学名誉教授、東北大学名誉教授。バイオミメティクス推進協議会理事長。九州大学工学部合成科学科卒、同工学研究科修士課程修了。九州大学助手、東京農工大学助教授、北海道大学電子科学研究所教授、同ナノテクノロジー研究センター長、理化学研究所、東北大学多元物質科学研究所教授を経て現職
谷口 守 (タニグチ マモル)  
1961年神戸市生まれ。工学博士。専門は都市計画。筑波大学システム情報系社会工学域教授。京都大学大学院工学研究科博士後期課程単位取得退学。京都大学工学部助手、カリフォルニア大学客員研究員、岡山大学教授などを経て2009年より現職。社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会長。コンパクトなまちづくりに関する研究で都市計画学会、土木学会、不動産学会等で論文賞、文部科学大臣賞受賞
針山 孝彦 (ハリヤマ タカヒコ)  
1952年東京都生まれ。理学博士。専門は光生物学、ナノスーツ法。浜松医科大学ナノスーツ開発研究部特命研究教授。東北大学応用情報学研究センター応用生体情報学助手、浜松医科大学医学部助教授を経て、同大教授・副学長を歴任。その間、オーストラリア国立大学、ニュージーランド・ワイカト大学(南極スコット基地)、ケニヤ・国際昆虫生理生態研究所、フィンランド・ヘルシンキ大学、オランダ・グローニンゲン大学の客員研究員、イタリア・フィレンツェ大学客員教授などを兼任
平坂 雅男 (ヒラサカ マサオ)  
1955年東京都生まれ。工学博士。専門は電子顕微鏡、バイオミメティクス、技術経営。特定非営利活動法人バイオミメティクス推進協議会事務局長。早稲田大学理工学部化学科、理工学研究科修士課程修了後に帝人株式会社に入社。同社で研究企画推進部長や構造解析研究所所長を歴任した後、2014年から’21年まで高分子学会常務理事・事務局長。2012年よりバイオミメティクスの国際標準化に従事し、現在はバイオミメティクス国際標準化国内審議委員会委員長。国内外のバイオミメティクスの動向についての講演と執筆多数
穂積 篤 (ホズミ アツシ)  
1967年愛知県生まれ。博士(工学)。専門は表面化学。産業技術総合研究所研究グループ長。名古屋大学大学院工学研究科博士課程後期課程修了。’99年通商産業省工業技術院名古屋工業技術研究所入省。組織改編を経て2010年より現職。ぬれ性、バイオミメティックスについて研究を続け、これまでに論文を多数発表。一部、実用化にも成功している。現在、高分子学会バイオミメティクス研究会運営委員長、「Materials Letters」(Elsevier)のアソシエートエディターとしても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)