• 本

子どもたちに民主主義を教えよう 対立から合意を導く力を育む

出版社名 あさま社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-910827-00-1
4-910827-00-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 224P 21cm

商品内容

要旨

学校は、必ず変えられる。教育の未来を描き直す必読の書!

目次

序章 学校は何のために存在するか―いま本当に身につけてほしい力(トラブルは絶好の学び場
教育の究極の目標 ほか)
1章 民主主義の土台としての学校―全員が合意できる「最上位目標」を探せ(「多数決で決めよう」のどこが問題か、わかりますか?
デモクラシーの歴史 ほか)
2章 日本の学校の大問題―民主主義を妨げる6つの課題(心の教育「思いやり」で対立は解消できない
いじめ問題「いじめ撲滅」の発想がいじめを増やす ほか)
3章 学校は「対話」で変わる―教育現場でいますぐできる哲学と実践(政治教育より大切なこと
学校運営を子どもに託す ほか)
終章 教育を哲学することの意味―「よい教育」をつくるための誘い(“本質”を問う哲学
志の連鎖 ほか)

出版社・メーカーコメント

★ベストセラー『学校の「当たり前」をやめた。』著者元麹町中の校長と、「哲学対話」で著名な教育哲学者が初タッグ!★宿題廃止、全員担任制、合唱コンクール廃止…究極の狙いは「民主主義」教育だった!★教育関係者・必読のあらたな羅針盤分断の時代を生きる子どもたちに必須の「対話の力」とは?★親も注目! ビジネスパーソンの現場にも役立つ必須知識 「教育の役割とは何か?」「学校は何のためにあるか?」 学校改革の旗手と教育の本質を問い続けてきた哲学者・教育学者が教育の本質を徹底議論! 究極の目的は「民主主義」教育だった。 ――「多数決で決めよう」のどこに問題があるか、わかりますか? 「誰一人置き去りにしない」を教えるはずの教室で平然と少数派を切り捨て、一度決めたことには従え! と「従順な子」をつくる教育がおこなわれている。 未来の社会をつくる子どもたちに本当に伝えるべきことは、対立を乗り越え、合意形成に至るプロセスを経験させることではないか。学校で起きるトラブルこそが絶好の学び場であるはず…… 本書は、子どもたちの「対話の力」を重視し、学校で民主的な力をいかに育むかを提案する実践的教育書だ。 民主主義の考え方を広めていくことで当事者意識が低い「日本社会」をアップデートする、著者二人のつよい覚悟を持って書かれた。 いじめ、理不尽な校則、不登校、体罰、心の教育、多数者の専制、学級王国・・・ いまの学校が抱える大問題を分析しながら何ができるか、どこから変えていけるか、哲学と実践を見事につなぐ画期的1冊。 現場で奮闘する教育関係者・保護者、必読!

著者紹介

工藤 勇一 (クドウ ユウイチ)  
横浜創英中学・高等学校長。1960年山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒。山形県公立中学校教員、東京都公立中学校教員、東京都教育委員会、目黒区教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長などを経て、2014年から千代田区立麹町中学校長。教育再生実行会議委員、内閣府規制改革推進会議専門委員、経済産業省産業構造審議会臨時委員など、公職を歴任。2020年3月まで千代田区立麹町中学校で校長を務め、宿題廃止・定期テスト廃止・固定担任制廃止などの教育改革を実行
苫野 一徳 (トマノ イットク)  
哲学者・教育学者。1980年生まれ。熊本大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了。専攻は哲学・教育学。経済産業省「産業構造審議会」委員、熊本市教育委員のほか、全国の多くの自治体・学校等のアドバイザーを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)