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バカと無知 人間、この不都合な生きもの

新潮新書 968

出版社名 新潮社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-10-610968-3
4-10-610968-9
税込価格 968円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶…人間というのは、ものすごくやっかいな存在だが、希望がないわけではない。一人でも多くの人が「人間の本性=バカと無知の壁」に気づき、自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるのではないだろうか。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。

目次

1 正義は最大の娯楽である(なんでみんなこんなに怒っているのか
自分より優れた者は「損失」、劣った者は「報酬」 ほか)
2 バカと無知(バカは自分がバカであることに気づいていない
「知らないことを知らない」という二重の呪い ほか)
3 やっかいな自尊心(皇族は「上級国民」
「子どもは純真」はほんとうか? ほか)
4 「差別と偏見」の迷宮(無意識の差別を計測する
誰もが偏見をもっている ほか)
5 すべての記憶は「偽物」である(トラウマ治療が生み出した冤罪の山
アメリカが妄想にとりつかれる理由 ほか)

出版社・メーカーコメント

正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間というのは、ものすごくやっかいな存在だ。しかし、希望がないわけではない。一人でも多くの人が人間の本性、すなわち自分の内なる「バカと無知」に気づき、多少なりとも言動に注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるはずだ。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。

著者紹介

橘 玲 (タチバナ アキラ)  
1959年生まれ。作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が三十万部超のベストセラーに。『言ってはいけない残酷すぎる真実』で2017新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)