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中国国有企業の政治経済学 改革と持続

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-8158-1095-5
4-8158-1095-8
税込価格 6,930円
頁数・縦 360P 22cm

商品内容

要旨

「非効率」とされながら存続・成長し、グローバル企業ランキングを席捲して存在感を示し続ける国有企業。市場経済への適応と共産党支配を両立すべく実施した改革の成果を、腐敗などの副作用もふくめ解明、中国経済のゆくえを左右する決定的役割を浮かび上がらせた意欲作。

目次

序章 中国の経済発展と新型国有企業
第1章 国有企業の影響力
第2章 体制移行論の諸問題
第3章 国有企業の株式会社化と資本結合
第4章 国有企業の払下げと「瞰制高地」支配
第5章 国有企業の「国家資本」化改造
第6章 党と「国家資本」
終章 「党国家資本」の矛盾と旋回

出版社・メーカーコメント

非効率なはずの企業群はなぜ存続し、成長できたのか。グローバル企業ランキングを席捲し、存在感を示し続ける国有企業が、市場経済への適応と共産党支配を両立すべく実施した改革の成果を、腐敗などの副作用も含め解明、「普通の」資本主義体制に抗いながら発展する中国経済の実像に迫る。

著者紹介

中屋 信彦 (ナカヤ ノブヒコ)  
1969年生。現在、名古屋大学大学院経済学研究科附属国際経済政策研究センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)