公共宗教論から謎めいた他者論へ
出版社名 | 春秋社 |
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出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-393-29953-1
(4-393-29953-1) |
税込価格 | 4,950円 |
頁数・縦 | 418P 22cm |
商品内容
要旨 |
オウム真理教事件、東日本大震災を経て、問われる公共と宗教の問題。だが、その議論は宗教がどう公益に資するかの議論に終始しがちだった。精神分析、ポストコロニアル思想、フランス現代思想を経由することで、公共宗教論において抑圧された他者を回帰させる“他者性の宗教学”論集。 |
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目次 |
序章 批評行為とは何か―宗教概念論から公共宗教論、そして謎めいた他者論へ |
出版社・メーカーコメント
東日本大震災後の公共と宗教の議論が見落としたのは、天皇制のような公私を包摂する法外な「謎めいた他者」の主体への影響である。村上春樹やオウム以降の宗教学、戦後民主主義を批評することで、公共空間を考察する。著者の宗教学に関する最後の日本語論集。