• 本

京都の食文化 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」

中公新書 2721

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-12-102721-4
4-12-102721-3
税込価格 968円
頁数・縦 246P 18cm

商品内容

要旨

三方を山に囲まれ、水に恵まれた京都。米や酒は上質で、野菜や川魚も豊かだ。それだけではない。長年、都だった京都には、瀬戸内のハモ、日本海のニシンをはじめ、各地から食材が運び込まれ、ちりめん山椒やにしんそば等、奇跡の組み合わせが誕生した。近代以降も、個性あふれるコーヒー文化、ラーメンやパン、イタリアンなど、新たな食文化が生まれている。風土にはぐくまれ、人々が創り守ってきた食文化を探訪する。

目次

第1章 京の風土(「夏暑く冬寒い街」
水の京都 ほか)
第2章 京都と京都人(「先の大戦は応仁の乱」
京の米と酒 ほか)
第3章 公家の流儀、武家の暮らし(食と季節
京料理とは何か ほか)
第4章 京の求心力と京ブランド(京の料理店
鯖街道 ほか)
第5章 京の食文化―その未来(京の食の行方
観光と食 ほか)

出版社・メーカーコメント

三方を山に囲まれ、水に恵まれた盆地・京都。米や酒は上等で、野菜や川魚などの食材にも恵まれた。それだけではない。都であった京都には、瀬戸内のハモ、日本海のニシンなど、各地から食材が運び込まれ、ちりめん山椒やにしんそば等、奇跡の組み合わせが生まれた。近代以降も、個性溢れる珈琲文化、日本一のパン食、さらにはイタリアンやラーメンまで、新たな食が生まれている。風土と人が織りなす食文化を探訪する。

著者紹介

佐藤 洋一郎 (サトウ ヨウイチロウ)  
1952年、和歌山県生まれ。1979年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了。高知大学農学部助手、国立遺伝学研究所研究員、静岡大学農学部助教授、総合地球環境学研究所副所長、大学共同利用機関法人人間文化研究機構理事等を経て、京都府立大学文学部和食文化学科特別専任教授・京都和食文化研究センター副センター長、ふじのくに地球環境史ミュージアム館長。農学博士。第9回松下幸之助花と緑の博覧会記念奨励賞(2001)、第7回NHK静岡放送局「あけぼの賞」(2001)、第17回濱田青陵賞(2004)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)