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文城(ウェンチョン) 夢幻の町

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-12-005584-3
4-12-005584-1
税込価格 4,400円
頁数・縦 443P 20cm

商品内容

要旨

20世紀初頭の清末民初、匪賊が跋扈し自然災害が襲う混迷の時代、林祥福は、兄とともに南方の町「文城」からやって来た女・小美を妻にする。束の間の幸せが訪れたが、小美は林家の金を持ち出し姿をくらましてしまう。林祥福は生後まもない娘を連れて妻を探す旅に出るが…。人災と天災、過酷な運命に翻弄され、それでも強く生きていく人々を圧倒的筆致で描く大河巨編。

出版社・メーカーコメント

生まれたばかりの娘を置いて妻はどこへ消えたのか。清末民初の革命吹き荒れる中国を舞台に、現代中国を代表する作家・余華が描いた男と女の慟哭の物語。東山彰良氏感嘆。

著者紹介

余 華 (ヨ カ)  
1960年、浙江省杭州市生まれ。現代中国を代表する作家。幼少期に文化大革命を経験。北京の魯迅文学院で文学創作を学んでいた89年に天安門事件に遭遇した。91年に初の長篇『雨に呼ぶ声』を発表、映画化された『活きる』や、『兄弟』などの小説で作家としての地位を確立。また、『ほんとうの中国の話をしよう』などのエッセイでは社会問題について積極的に発言している。98年にグランザネ・カプール賞(イタリア)、2004年にフランス芸術文化勲章を受章
飯塚 容 (イイズカ ユトリ)  
1954年、北海道生まれ。東京都立大学大学院修了。中央大学文学部教授。専門は中国近現代文学および演劇。2011年に中華図書特殊貢献賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)