• 本

エッセンシャル植物生理学 農学系のための基礎

出版社名 講談社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-06-529581-6
4-06-529581-5
税込価格 3,520円
頁数・縦 261P 26cm

商品内容

目次

第1章 歴史から見た食糧生産と植物科学
第2章 植物の生活環から見た形態と機能
第3章 光合成と呼吸
第4章 植物の栄養
第5章 植物の生殖―花成、花器官形成・成熟、受粉・受精
第6章 農学を支える遺伝学
第7章 穀物の種子形成と発芽
第8章 植物ゲノムのエピジェネティック制御
第9章 植物ホルモンとシグナル伝達
第10章 ストレス応答とシグナル伝達

出版社・メーカーコメント

"本書は,農学部の学生に向けた,植物生理学に関する教科書です。実際の農作物生産との関連がイメージできるように,野菜や花,果樹などの具体例を数多く取り上げました。第1章では植物科学の歴史を紹介した後,現在の食糧問題に対して,植物科学がどのように貢献できるのかについて考察しています。第2章以降は各論ですが,第6章に「遺伝学」に関する章を設けている点が特長です。植物の育種などと深く関係する植物遺伝資源の収集と利用について解説しました。本全体を通して,数多くの図表や写真を用い,メカニズムをわかりやすく解説することに努めました。また,欄外注では専門用語や発展的な事項を説明し,学生1人でも読めない箇所がないように工夫しました。植物生理学は植物・作物の成長を科学的に理解するうえで根幹となる学問であり,農学という立場からはヒトが健康で豊かな生活を営むために重要な役割を果たす学問であるといえます。学術的にも非常に魅力のある学問領域です。植物生理学の魅力を存分に味わえる1冊としてお薦めします。 [目次]第1章 歴史から見た食糧生産と植物科学第2章 植物の生活環から見た形態と機能第3章 光合成と呼吸第4章 植物の栄養第5章 植物の生殖―花成,花器官形成・成熟,受粉・受精第6章 農学を支える遺伝学第7章 穀物の種子形成と発芽第8章 植物ゲノムのエピジェネティック制御第9章 植物ホルモンとシグナル伝達第10章 ストレス応答とシグナル伝達"

著者紹介

牧野 周 (マキノ アマネ)  
農学博士。東北大学名誉教授。1985年東北大学より農学博士の学位を授与。イネを中心に光合成と窒素栄養の分子生理学から圃場レベルで作物としての生産性向上を目指す研究を進めている。専門は植物栄養学
渡辺 正夫 (ワタナベ マサオ)  
博士(農学)。東北大学大学院生命科学研究科教授。1994年東北大学より博士(農学)の学位を授与。現在の研究は植物における受粉反応の分子メカニズムの解明、特にアブラナ科植物における自家不和合性の自他識別機構の解明。専門は植物遺伝育種学、植物生殖遺伝学
村井 耕二 (ムライ コウジ)  
博士(農学)。福井県立大学生物資源学部創造農学科教授。1992年京都大学より博士(農学)の学位を授与。コムギを中心にムギ類の花器官形成と花成(栄養成長から生殖成長への移行)の遺伝的メカニズムの研究を行っている。その成果をもとに、北陸地方の気象条件に適応したコムギ新品種‘福井県大3号(ふくこむぎ)’を開発し、農林水産省に品種登録した。現在、福井県内で100〜200ヘクタール規模で栽培されており、これまで不可能であった北陸地方でのコムギの地産地消が実現されている。専門は植物遺伝育種学、植物発生遺伝学
榊原 均 (サカキバラ ヒトシ)  
博士(農学)。名古屋大学大学院生命農学研究科教授。1995年名古屋大学より博士(農学)の学位を授与。窒素栄養による植物成長促進とその最適化のしくみの解明を目指して研究を行っている。専門は植物生化学、植物分子生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)