女を書けない文豪(オトコ)たち イタリア人が偏愛する日本近現代文学
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-04-112203-7
(4-04-112203-1) |
税込価格 | 1,815円 |
頁数・縦 | 330P 19cm |
商品内容
要旨 |
『舞姫』『こころ』『真珠夫人』etc.ああも女心をわからないのは、なぜ??古典文学ではあんなに巧みだったのに(嘆)。日本文学を偏愛し、恋愛下手も自認する翻訳者が文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちから謎に迫る。未読でも既読でも楽しめる、ロマンスで読み解く日本近現代文学。 |
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目次 |
第1章 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち(元カノって、忘れなきゃダメですか―森〓外『舞姫』一八九〇年 |
出版社・メーカーコメント
『舞姫』『こころ』『真珠夫人』etc.ああも女心をわからないのは、なぜ??古典文学ではあんなに巧みだったのに(嘆)日本文学を偏愛し、恋愛下手も自認する翻訳者が文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちから謎に迫る。 近現代文学はロマンチックラブとの格闘史だ!<愛>の在り方が変わった近代。名作を誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直すと、偉い「文豪」でなく、恋愛下手で頭にもくるけど可愛らしい「男」たちの素顔が見えてくる。古典文学の超訳で知られる著者だが、最も読み込んできたのは近現代文学。文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちを、誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直し、日本人の恋愛史まで浮かび上がらせる。未読でも既読でも楽しめる、ロマンスで読み解く日本近現代文学。 【目次】まえがき第一部 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち 元カノって、忘れなきゃダメですか――『舞姫』 ママの呪縛――『不如帰』 妄想こそはオジサンの生きる道――『蒲団』 第二部 結局のところ、俺様が主人公 意識高い系の憂鬱に悩むオトコたち 大人のこころの謎解き――『こころ』 妖婦は男性によって創られた――『痴人の愛』 男性重視はどうにも隠せない――『ヴィヨンの妻』 女を・棄てた・遠藤周作――『わたしが・棄てた・遠藤周作』 第三部 とことんウザい いつまでも諦めないオトコたち ロマンチック・ラブという「病」――尾崎紅葉『金色夜叉』 「新しい女」まで後一歩は本当か?――菊池寛『真珠夫人』 ほんとうに怖い恋愛の話――江戸川乱歩『人でなしの恋』あとがき参考文献一覧