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「地域の価値」をつくる 倉敷・水島の公害から環境再生へ

出版社名 東信堂
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-7989-1801-3
4-7989-1801-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 194P 21cm

商品内容

要旨

日本の戦後復興の「負の遺産」とも言える公害問題。本書で取り上げる岡本県の倉敷・水島地域でもまた、戦後に重化学工業を誘致したことで公害問題による健康被害が深刻化し、地域社会に大きな軋轢が生まれた。住民・行政・企業など多様なアクター間の協働によって公害という「困難な過去」を乗り越え、脱炭素社会など地域に新たな「価値」を創り出す倉敷・水島地域の公害資料館創設までを描いた、公害問題研究の新地点!

目次

第1部 公害と地域社会(戦後日本の地域開発と公害―大気汚染訴訟から環境再生へ
工業化と地域社会の変容
「倉敷市公害患者と家族の会」の軌跡)
第2部 環境再生に向けて(「水島再生プラン」とまちづくりの現在
瀬戸内海の海ごみ問題と政策形成
公害経験を踏まえた健康づくり―「くらしきCOPDネットワーク」による地域連携の意義 ほか)
第3部 倉敷・水島を語る(患者会結成から50年を迎えて
公害病とともに生きる
医師として公害に向き合う ほか)

著者紹介

石田 正也 (イシダ マサヤ)  
みずしま財団理事長、弁護士。倉敷公害訴訟弁護団事務局長を務め、現在、岡山原発被災者支援弁護団長
除本 理史 (ヨケモト マサフミ)  
大阪公立大学大学院経営学研究科教授、博士(経済学)(一橋大学)。日本環境会議(JEC)副理事長
林 美帆 (ハヤシ ミホ)  
みずしま財団研究員、佛教大学非常勤講師、博士(文学)(奈良女子大学)。公害資料館ネットワーク事務局、認証アーキビスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)