栞と嘘の季節
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2022年11月 |
ISBNコード |
978-4-08-771813-3
(4-08-771813-1) |
税込価格 | 1,815円 |
頁数・縦 | 365P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
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栞と嘘の季節
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
注目の直木賞受賞第一作である。高校の図書館を舞台にした青春ミステリ。返却本に挟まれたトリカブトの花の栞をきっかけに、ふたりの高校生が殺意の謎を追う。数々のミステリランキングを制覇した著者の本領発揮の一作。図書委員シリーズ「本と鍵の季節」の続編だが、ここからはじめて問題なし。もちろん前作もおすすめ。日本のミステリ界は実に面白い。
(2023年1月15日)
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商品内容
要旨 |
高校で図書委員をつとめる堀川次郎と松倉詩門。ふたりは図書室の返却本の中に、トリカブトの花の栞を見つける。校舎裏でトリカブトが栽培されているのも発見し、そしてついには被害者が…。「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。殺意の奥にある思いが心を揺さぶる、青春ミステリ長編。 |
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出版社・メーカーコメント
ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)待望の続編!直木賞受賞第一作 猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。 高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編! 著者略歴米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を受賞してデビュー。『氷菓』をはじめとする古典部シリーズはアニメ化、漫画化、実写映画化され、ベストセラーに。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。2014年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。2021年『黒牢城』で第12回山田風太郎賞を受賞、さらに2022年同作で第166回直木賞、第22回本格ミステリ大賞を受賞。『満願』と2015年刊行の『王とサーカス』はそれぞれ3つの年間ミステリランキングで1位に輝き、史上初の2年連続3冠を達成した。さらに『黒牢城』は史上初めて4つの年間ミステリランキングを制覇した。