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私の半分はどこから来たのか AID〈非配偶者間人工授精〉で生まれた子の苦悩

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-02-251873-6
4-02-251873-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 173P 20cm

商品内容

要旨

20代で偶然知ってしまった日本人男性医師。16歳の時、母との口喧嘩の勢いで知ったオーストラリア人女性…。AIDで生まれた人の多くが「アイデンティティの半分が空白状態」になり、「生物学上の父」を探し求める。「出自を知る権利」やSNSを通じた精子提供も社会問題化している。国内外の事例や世界最大の精子バンクをルポ。

目次

第1章 私はいったい何者なのか
第2章 「あなたのパパはいないわ」
第3章 出生告知の現実
第4章 精子提供への懐疑
第5章 世界をリードする法制度―オーストラリア・ヴィクトリア州の取り組み
第6章 世界最大の精子バンク―「クリオス・インターナショナル」の最前線
第7章 赤ちゃんをもうけた日本人女性カップル
最終章 変容する家族観―LGBTQやシングルでも子供を持つ

出版社・メーカーコメント

あなたは提供精子で生まれたのよ──。20代で偶然知ってしまった日本人男性医師。16歳の時、母との口ゲンカの最中に告知された豪州女性。AIDで生まれた人の多くがアイデンティティーの確立に苦しむ。出自を知る権利をめぐる取り組みや世界最大の精子バンクなど海外の最新事情をルポ。

著者紹介

大野 和基 (オオノ カズモト)  
ジャーナリスト。1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79〜97年、米国滞在。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。帰国後も海外取材豊富。ポール・クルーグマン、ジャック・アタリ、ジョセフ・ナイ、リンダ・グラットン、ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、マルクス・ガブリエルら世界的な識者への取材を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)