• 本

月の立つ林で

出版社名 ポプラ社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-591-17535-4
4-591-17535-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 262P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 元気なあなたにも、疲れたあなたにもおすすめ

    いろんなお話が章立てで出てきて、各章で登場人物が変わる。
    そして最後はみんな繋がる。
    まず本の装丁が素敵。凸凹した触り心地。
    青山先生はブルーがお好きなのかな。
    青山さんの小説は誰も不幸にならないのがいい。
    なぜ「月の出る」ではなく「月の立つ」なのかも読めばわかる。
    とてつもなく優しい小説だ。
    元気なあなたにも、疲れたあなたにもおすすめの一冊です。

    (2023年1月27日)

商品内容

要旨

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく―。最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ心震える傑作小説。本屋大賞2年連続第2位。

出版社・メーカーコメント

似ているようでまったく違う、新しい一日を懸命に生きるあなたへ。最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、『木曜日にはココアを』『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』の青山美智子、最高傑作。長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。

著者紹介

青山 美智子 (アオヤマ ミチコ)  
1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。『猫のお告げは樹の下で』が第13回天竜文学賞受賞。『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞第2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)