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精神分析のゆくえ 臨床知と人文知の閾

出版社名 金剛出版
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-7724-1932-1
4-7724-1932-2
税込価格 3,740円
頁数・縦 234P 20cm

商品内容

要旨

精神分析はどこに向かうのか?フロイトによる「素人分析」の問い、ルソーと倒錯論、精神病体験と欲動論の未来、イタリア現代思想、情動のデモクラシー、そして移行対象とポリリズムへ―人文学との討議より生まれ、ふたたび人文学へ帰還する、精神分析のダイナミズム。

目次

1 素人分析の問題(素人が精神分析理論を論じることの問題―フロイト「素人分析の問題」から出発して
精神分析はどこにあるのか、精神分析家とは誰か―レイ・アナリシス論文を素材にフロイトと対話する
〈討議の後に〉精神分析の「幼年期の終わり」)
2 倒錯(倒錯と法―「症例」ルソーとその思想
倒錯の一般的な特徴
〈討議の後に〉他者性の否認、愛の砂漠)
3 精神病はいま(精神病体験の本態を探る
欲動論の未来―精神病と自閉症
〈討議の後に〉私たちは「精神病」について、まだ何も知らない)
4 現代思想(ジョルジョ・アガンベンと精神分析
共感の共同体論再考―来たるべきテレパシー民主主義のために
移行対象とポリリズム―精神科閉鎖病棟における「遊び」の試み)

著者紹介

十川 幸司 (トガワ コウジ)  
精神分析家、精神科医。個人開業
藤山 直樹 (フジヤマ ナオキ)  
精神分析家、精神科医。個人開業、小寺記念精神分析研究財団理事長、日本精神分析協会訓練分析家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)