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年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活

講談社現代新書 2684

出版社名 講談社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-06-529928-9
4-06-529928-4
税込価格 968円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

「中間層」が完全崩壊した日本社会の「本当の危機」

目次

第1部 平均年収でもつらいよ(毎月10万円の赤字、何もできない「中流以下」を生きる―神奈川県・須藤慎太郎(48歳)・会社員・年収520万円
「私は下のほうで生きている」コンビニは行かず、クーラーもつけない生活―東京都・米田美鈴(35歳)・自治体職員・年収348万円(世帯年収1000万円)
不妊治療に対する経済的不安…「リーマン氷河期世代」の憂鬱―北陸地方・吉川耕太(33歳)・電車運転士・年収450万円(世帯年収900万円) ほか)
第2部 平均年収以下はもっとつらいよ(月収9万円シングルマザー、永遠のような絶望を経験した先の「夢」―東海地方・池田真紀(41歳)・秘書・年収120万円
子どもに知的障害、借金地獄…マクドナルドにも行けない窮状―北関東・田村理恵(38歳)・介護ヘルパー・年収48万円(世帯年収400万円)
1個80円のたまねぎは買わない、子どもの習い事が悩みの種―北海道・加藤香(29歳)・清掃員・年収180万円(世帯年収540万円) ほか)
第3部 この30年、日本社会に何が起きたのか?(私の原体験
就職氷河期に入って30年
「中間層が崩壊すれば、日本は沈没する」丹羽宇一郎さんの言葉 ほか)

出版社・メーカーコメント

平均年収443万円――これでは“普通”に暮らすことができない国になってしまった。ジャーナリストが取材してわかった「厳しすぎる現実」。 昼食は必ず500円以内、スタバのフラペチーノを我慢、月1万5000円のお小遣いでやりくり、スマホの機種変で月5000円節約、ウーバーイーツの副業収入で成城石井に行ける、ラーメンが贅沢、サイゼリヤは神、子どもの教育費がとにかく心配…… 「中間層」が完全崩壊した日本社会の「本当の危機」とは?

著者紹介

小林 美希 (コバヤシ ミキ)  
1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業後、株式新聞社、毎日新聞社「エコノミスト」編集部記者を経て、2007年よりフリーのジャーナリスト。就職氷河期世代の雇用、結婚・出産・育児と就業継続などの問題を中心に活躍。2013年、「子供を産ませない社会」の構造とマタニティハラスメントに関する一連の報道で貧困ジャーナリズム賞受賞。『ルポ 正社員になりたい』(影書房、2007年度日本労働ペンクラブ賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)