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たまふりの人類学

出版社名 青土社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-7917-7505-7
4-7917-7505-8
税込価格 2,310円
頁数・縦 270P 19cm

商品内容

要旨

文化人類学者は、世界の隙間のさらに奥深くへ―。ガーナの村の精霊、インドのトラ保護区、京都の借り暮らし、東北の津波跡、感染症と禁忌、ウクライナの国境、日本兵の面影と記憶…。人間性の彼方へ。ふるえながらめぐりながれ、この世に現れては過ぎ去っていくものたちにことばを与え、一回性と偶然性に満ちた人間の生の営みを書き記す22篇。

目次

1(花をたむける
アンフラマンス
世界する流儀
贈与と顔)
2(石を積む
都市の縁側
あいづちと変身
うつつの向こう側
借り暮らし)
3(数式と神話
センザンコウの警告
センサスの内と外
空の飛び方)
4(少女たちの残像
声と現れ
地べたの民俗誌
風の祠
国境の森で)
5(たまふりとふるえ
羽をもつもの
シャマンのうた
いしぶみと署名)

出版社・メーカーコメント

人間性(ヒューマニティ)の彼方へ。文化人類学者は、世界の隙間のさらに奥深くへ――。ガーナの村の精霊、インドのトラ保護区、京都の借り暮らし、東北の津波跡、感染症と禁忌、ウクライナの国境、日本兵の面影と記憶……。ふるえながらめぐりながれ、この世に現れては過ぎ去っていくものたちにことばを与え、一回性と偶然性に満ちた人間の生の営みを書き記す22篇。

著者紹介

石井 美保 (イシイ ミホ)  
1973年、大阪府生まれ。文化人類学者。北海道大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。宗教実践や環境運動をテーマにタンザニア、ガーナ、インドで調査を行う。現在、京都大学人文科学研究所准教授。第14回日本学術振興会賞受賞(2017年)、第10回京都大学たちばな賞受賞(2018年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)