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私のことだま漂流記

出版社名 講談社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-06-529591-5
4-06-529591-2
税込価格 1,815円
頁数・縦 308P 20cm

商品内容

要旨

初めて「売文」を試みた文学少女時代。挫折を噛み締めた学生漫画家時代。高揚とどん底の新宿・六本木時代。作家デビュー前夜の横田基地時代。誹謗中傷に傷ついたデビュー後。直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして…。積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。

目次

宇野千代先生、お心拝借
明日、死ぬかもしれないよ
小説家のお手伝いさん
小説家は格好いい?
めざせ、読者のなれの果て
山田家が始まった
母、誰よりも家を愛す
本の行商さん
初、売文業失敗す
代筆屋で学ぶ〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

すがすがしく力強い声がする。この先、人間として小説家として迷ったとき、私はこの本の言葉に奮い立たされることになるだろう。ーー宇佐見りん 山田詠美は常に今を生きている。それも常に今に迎合せずに。だからこそ、誰よりも文学を愛した少女は、誰よりも文学に愛される作家となったのだ。ーー吉田修一 初めて「売文」を試みた文学少女時代、挫折を噛み締めた学生漫画家時代、高揚とどん底の新宿・六本木時代、作家デビュー前夜の横田基地時代、誹謗中傷に傷ついたデビュー後、直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして…… 積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。「小説家という生き物」の魂の航海をたどる本格自伝小説。 私は、この自伝めいた話を書き進めながら、自分の「根」と「葉」にさまざまな影響を及ぼした言霊の正体を探っていこうと思う。ーー山田詠美

著者紹介

山田 詠美 (ヤマダ エイミ)  
1959年東京都生まれ。’85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞し小説家デビュー。’87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、’89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、’91年『トラッシュ』で女流文学賞、’96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、’05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、’12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、’16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)