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見えないドアと鶴の空

文春文庫 し48−7

出版社名 文藝春秋
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-16-791976-4
4-16-791976-1
税込価格 935円
頁数・縦 383P 16cm

商品内容

要旨

二年前に会社を辞め失業中の昂一は、妻の無二の親友・由香里の出産に立ち会い、そこからきわどい関係を始めてしまった。事実を知った大手広告代理店勤めの妻・絹子は昂一をある場所へと連れて行き、意外な言葉を口にする。ほんとうの人間関係の重さ、繋がりの凄まじさ、奇跡の意味を描く傑作デビュー長編。文庫あとがき収録。

出版社・メーカーコメント

結婚して六年。繁村昂一は、二年前に出版社を辞め、失業中。大手代理店に勤める妻の親友・由香里の出産を手伝ったのを機に際どい三角関係が始まる。2人の関係にきづいた妻は、昂一をある場所に連れ出した。次第に、思いもかけない事実と、人間関係の重さ、繋がりの凄まじさに目を見開いてゆく昂一。 この世に奇跡は必ずあるし、それはいつでも、誰にだって起こりうることなのだ―― 奇跡の意味を描く傑作デビュー長編。 文庫あとがき収録。

著者紹介

白石 一文 (シライシ カズフミ)  
1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、2000年に『一瞬の光』で小説家としてデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で、第22回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で第142回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)