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原典朝鮮近代思想史 4

植民地化と独立への希求 保護国から三・一独立運動へ

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-00-026818-9
4-00-026818-X
税込価格 17,600円
頁数・縦 409,5P 22cm
シリーズ名 原典朝鮮近代思想史

商品内容

要旨

本巻は、一九〇五年、日本による保護国化が強行されて以降、三・一独立運動、大韓民国臨時政府樹立(一九一九年)までの時期を扱う。日露戦争に勝利した日本は、朝鮮支配を着々と進め、一九一〇年の「併合」に至る。このように大きな政治的変化に伴い、近代的民族概念の受容によるナショナリズムの形成、儒教の思想的影響力の弱体化、民主共和制という国家像の提唱などの思想的状況が言論・出版情勢の変化とともに現われた。「安重根公判記録」「読史新論」『朝鮮仏教維新論』「大同団結の宣言」「三・一独立宣言書」など大転換期の基本史料七〇点を収録。

目次

1 保護国化と国権回復(保護条約への抗議・対応
義兵戦争)
2 中国変法運動と愛国啓蒙運動(自強と富強
儒教革新 ほか)
3 植民地下の民衆・宗教(独立への希求・運動
民衆の想い)
4 伝統思想の改編と近代思想(伝統思想の改編
新文化建設)
5 三・一独立運動の思想と運動(運動の思想
民心 ほか)

出版社・メーカーコメント

一九〇五年の保護条約締結から、一九一九年の大韓民国臨時政府の樹立までを扱う。保護国化そして「韓国併合」というかつてない状況のもと、ナショナリズムが勃興し、新聞・雑誌などメディア状況も大きく変化する。

著者紹介

宮嶋 博史 (ミヤジマ ヒロシ)  
1948年生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学・成均館大学校名誉教授。朝鮮社会経済史
古川 宣子 (フルカワ ノリコ)  
1961年生まれ。ソウル大学校大学院教育学科博士課程修了(教育学博士)。大東文化大学国際関係学部教授。教育史・朝鮮近代史
趙 景達 (チョ キョンダル)  
歴史研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)