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先住民とアメリカ合衆国の近現代史

出版社名 青土社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-7917-7502-6
4-7917-7502-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 335,8P 19cm

商品内容

要旨

現在のアメリカ合衆国には、連邦政府に認められた500以上の先住民族居住区があり、かつてこの地に住んでいた1500万人の先住民族の子孫である約300万人が暮らしている。しかしアメリカの植民地政策が何世紀にもわたって行ってきた先住民に対するジェノサイドは、ほとんど歴史に残されていない。歴史家であり活動家でもある著者が、初めて先住民の視点から米国の歴史を語り、先住民に対する政策がいかに植民地主義的であったのかを、また現在のアメリカの帝国主義の起源がそこにあることも明らかにする。

目次

トウモロコシを追う
征服の文化
契約のカルト
血塗られた足跡
ネーションの誕生
モヒカンの最後とアンドリュー・ジャクソンの白い共和国
海から輝ける海へ
「インディアン・カントリー」
合衆国の勝利主義と平時の植民地主義
ゴースト・ダンスの予言「ネーションがやってくる」
発見の教義
結論―合衆国の未来

著者紹介

ダンバー=オルティス,ロクサーヌ (ダンバーオルティス,ロクサーヌ)   Dunbar‐Ortiz,Roxanne
歴史家。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で歴史学の博士号を取得した後、カリフォルニア州立大学ヘイワード校に新設されたネイティブ・アメリカン研究プログラムで教鞭をとり、エスニック研究学科と女性研究学科の設立にも貢献した。1977年に出版された『The Great Sioux Nation』は、ジュネーブの国連本部で開催されたアメリカ大陸の先住民に関する初の国際会議の基本文書となった。彼女は40年以上にわたって国際的な先住民運動に参加し、国内外の社会正義の問題に生涯をかけて取り組んで来たことでも知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)