• 本

江戸絵画八つの謎

ちくま文庫 か84−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-480-43852-2
4-480-43852-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 266P 図版8枚 15cm

商品内容

要旨

江戸絵画にはまだまだ謎が潜んでいる!又兵衛、一蝶、若冲、蕭白、芦雪、岸駒、北斎、写楽をとりあげ、その作品を虚心に見つめ、文献資料を緻密に読み解くことで、社会的・政治的・文化的にタブーとされた謎にせまる。特異の絵師たちの等身大の人間性を深く掘り下げ、絵画に隠された意味を読み解く刺激的試み。

目次

第1章 岩佐又兵衛 心的外傷の克服
第2章 英一蝶 蹉跌の真実
第3章 伊藤若冲 「畸人」の真面目
第4章 曾我蕭白 ふたりの「狂者」
第5章 長沢芦雪 自尊の顛末
第6章 岸駒 悪名の権化
第7章 葛飾北斎 富士信仰の裾野
第8章 東洲斎写楽 「謎の絵師」という迷妄

出版社・メーカーコメント

近世絵画にはまだまだ謎が潜んでいる! 若冲、芦雪、写楽などの作品を丹念に読み解くことで、封印されてきた”真実”を掘り起こす。解説 辻惟雄

著者紹介

狩野 博幸 (カノ ヒロユキ)  
1947年福岡県生まれ。日本近世美術史家、京都国立博物館名誉館員。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業。同大学院博士課程中退。帝塚山大学、京都国立博物館を経て、同志社大学教授。専門は桃山絵画、江戸絵画。特に狩野派・長谷川派・琳派・浮世絵・18世紀京都画派が研究領域。京博時代は、数々の名企画展を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)