商品内容
要旨 |
幕末期、ほとんどの藩が財政赤字に喘ぐなか、大野藩も例外ではなかった。才気煥発な藩主・土井利忠に借財の返済という大役に任命されたのは、僅か八十石の家の長男・内山七郎右衛門。並々だと思っていた己の毎日が、突然動き始めた!?惚れ込んだ“わが殿”に時に反発しながら、藩の再生に奔走するが―。著者初の痛快歴史小説。 |
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4-16-791981-8
わが殿 上
畠中恵/著
文藝春秋
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BK
出版社・メーカーコメント
『しゃばけ』『まんまこと』の著者が初めて実在の人物をモチーフに描いた、痛快新感覚歴史小説。待望の文庫化! 合戦が始まる。敵の名は、借金??。 幕末期、ほとんどの藩が財政赤字に喘ぐ中、大野藩も例外ではなかった。藩主・土井利忠は、様々な藩政改革を断行し、多額の借金を抱える藩財政を立て直そうとする。その執行役として白羽の矢が立てられたのが、若干八十石の内山家の長男である七郎右衛門良休。四歳年下の殿の人柄と才覚に惚れきった七郎右衛門は、己の生涯を懸けて利忠と向き合い、時には反発しながらも、大野藩の再生に奔走する。