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孫の孫が語る藤原道長 百年後から見た王朝時代

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-642-08424-6
4-642-08424-X
税込価格 2,750円
頁数・縦 273P 19cm

商品内容

要旨

必ず北向きで手を洗い、鼻は真っ赤―。平安朝で栄華を極めた藤原道長の知られざる姿は、孫の孫にあたる藤原忠実の談話集により今に伝わった。道長の家族や周囲の人々のふるまいにも触れ、百年後から見た王朝時代に迫る。

目次

第1章 一人の貴族男性としての道長―道長をめぐる昔語り その一
第2章 為政者としての道長―道長をめぐる昔語り その二
第3章 家長としての道長―道長をめぐる昔語り その三
第4章 有職故実家としての道長―道長をめぐる昔語り その四
第5章 堂々たる関白としての頼通―道長の子供たちをめぐる昔語り その一
第6章 意外性に満ちた人物としての頼通―道長の子供たちをめぐる昔語り その二
第7章 頼通の政敵としての教通・頼宗―道長の子供たちをめぐる昔語り その三
第8章 摂関家の神母としての彰子―道長の子供たちをめぐる昔語り その四
第9章 道長の政友たち・道長の政敵たちをめぐる昔語り
第10章 道長を支えた名人たちをめぐる昔語り
おわりに 孫の孫が語る藤原道長

出版社・メーカーコメント

手を洗うときは必ず北を向き、鼻は真っ赤で、競馬好き―。平安時代に栄華を極め、「この世をば」の歌で有名な藤原道長の知られざる姿は、孫の孫にあたる藤原忠実(ただざね)の談話集『中外抄』『富家語』によって現代に伝わった。道長の家族や取り巻き、政敵・陰陽師など周囲の人々もふくめ具体的な貴族のふるまいにも触れ、百年後から見た王朝時代の姿に迫る。

著者紹介

繁田 信一 (シゲタ シンイチ)  
1968年東京都に生まれる。現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学国際日本学部非常勤講師、博士(歴史民俗資料学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)