市民的抵抗 非暴力が社会を変える
出版社名 | 白水社 |
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出版年月 | 2023年1月 |
ISBNコード |
978-4-560-09469-3
(4-560-09469-1) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 357,45P 19cm |
商品内容
要旨 |
3.5%が動けば社会は変わる!暴力より非暴力の方が変革は成功する!世界中で話題をさらったハーバード大教授による現代革命論。 |
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目次 |
第1章 基本事項(市民的抵抗はどのように変化を生み出すのか? |
出版社・メーカーコメント
革命をもたらす3.5%の力 「ある国の人口の3.5%が非暴力で立ち上がれば、社会は変わる」。 この「3.5%ルール」で一躍有名になったのが本書の著者で、ハーバード大学ケネディ行政大学院教授のエリカ・チェノウェスだ。 本書は、この「3.5%ルール」をはじめ、市民的抵抗の歴史とその可能性を探る試みである。どこか弱々しく、悲壮なイメージがつきまとう非暴力抵抗だが、実証的にアプローチしてみると、その印象は一変する。 過去120年間に発生した627の革命運動の成功率を見てみよう。暴力革命と非暴力革命とではどちらが成功したのだろうか? 1900年から2019年の間、非暴力革命は50%以上が成功した一方で、暴力革命はわずか26%の成功にとどまる。 これは驚くべき数字である。なぜなら、暴力行為は強力で効果的であるのに対して、非暴力は弱々しく効果も乏しいという一般的な見方を覆す数字だからだ。 他方、この10年で非暴力抵抗の成功率は下落傾向にある。「スマートな独裁」とともに、運動がデモや抗議に過度に依存していることが背景にある。 社会を変革するための新たな方法論の本邦初訳。