• 本

パワハラ上司を科学する

ちくま新書 1705

出版社名 筑摩書房
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-480-07534-5
4-480-07534-8
税込価格 990円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

「パワハラとは何か?どうしたら防げるのか?」―実は、多くの人がわかっていない。著者は、パワハラ測定の尺度を開発し、誰が行為者になり、どのような性格特性の上司がパワハラしやすいかを一〇年以上にわたり研究。科学的データを基に、対策を実施してきた。「仲がよければいい」「関わらなければいい」など、多くの人がやってしまっている誤った対応を明らかにし、本当に防ぐにはどうすればいいのかに迫る。

目次

第1章 パワハラとは何か(パワハラの定義と判断要件
パワハラの発生状況)
第2章 誰がパワハラをしているのか(パワハラ行為者の職位
なぜ、上司はパワハラをしてしまうのか ほか)
第3章 パワハラを引き起こす上司の三大リーダーシップ形態(破壊的リーダーシップ
脱線型の上司 ほか)
第4章 なぜパワハラは起こるのか―パワハラが発生するメカニズム(個人的パワハラと構造的パワハラ
個人的パワハラの発生要因 ほか)
第5章 パワハラ上司にならないためにはどうすればいいのか(「部下と自分は対等な同僚だ」と認識する
安定した自尊心を持つ ほか)

出版社・メーカーコメント

「どうしたらパワハラを防げるのか?」10年以上にわたる研究で、科学的データを基にパワハラ上司を三つのタイプ別に分析、発生のメカニズムを明らかにした。

著者紹介

津野 香奈美 (ツノ カナミ)  
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)・博士(保健学)・公衆衛生学修士。和歌山県立医科大学助教・講師、ハーバード公衆衛生大学院客員研究員を経て、神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科准教授。これまで100本以上の原著・総説論文を発表。2014年日本行動医学会奨励賞、2017年日本産業衛生学会若手論文賞、2021年国際行動医学会Early Career Award受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)