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十六夜橋

新版

ちくま文庫 い44−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-480-43860-7
4-480-43860-2
税込価格 1,100円
頁数・縦 430P 15cm
シリーズ名 十六夜橋

商品内容

要旨

南九州・不知火(しらぬい)の海辺の地「葦野」で土木事業を営む萩原家。うつつとまぼろしを行き来する当主の妻・志乃を中心に、人びとの営み、恋、自然が叙情豊かに描かれる傑作長編。作者の見事な筆致で、死者と生者、過去と現在、歓びと哀しみが重なり、豊饒な物語世界が現れる。第三回紫式部文学賞受賞作品。

出版社・メーカーコメント

不知火(しらぬい)の海辺に暮らす人びとの生と死、恋の道行き、うつつとまぼろしを描く石牟礼文学の重要作。第三回紫式部文学賞受賞。解説 米本浩二 うつつとまぼろし、生と死、恋の道行き――石牟礼道子、名著復刊。 南九州・不知火(しらぬい)の海辺の地「葦野」で土木事業を営む萩原家。うつつとまぼろしを行き来する当主の妻・志乃を中心に、人びとの営み、恋、自然が叙情豊かに描かれる傑作長編。作者の見事な筆致で、死者と生者、過去と現在、歓びと哀しみが重なり、豊饒な物語世界が現れる。第三回紫式部文学賞受賞作品。解説 米本浩二 【目次】第一章 梨の墓 第二章 ほおずき灯籠 第三章 十 六 夜 橋 第四章 みずな 第五章 ??人形 第六章 雪笛 解説 悲哀の連鎖する海  米本浩二

著者紹介

石牟礼 道子 (イシムレ ミチコ)  
1927‐2018年。作家。熊本県天草郡に生まれ水俣市に育つ。1969年に『苦海浄土―わが水俣病』を刊行。73年にマグサイサイ賞、86年に西日本文化賞を受賞。93年に『十六夜橋』で紫式部文学賞受賞。2002年に朝日賞受賞。03年に『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)