• 本

科学する心

角川ソフィア文庫 L131−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-04-400722-5
4-04-400722-5
税込価格 1,100円
頁数・縦 278P 15cm

商品内容

要旨

科学が日常から遠くなってしまった。暮らしの道具は、便利ではあってもブラック・ボックスとなった。しかし科学とは、五感をもって自然に向き合う姿勢ではなかったか。料理、日時計、昆虫、宇宙から、生命の誕生、進化論、原子力、人工知能まで―。法則と一回性、抽象と具体、科学と文学の間を自由に思索し、ときにその境界をラディカルに揺さぶる科学随筆13編。新たな書き下ろし「環世界とカーナビと心の委員会」を収録。

目次

ウミウシの失敗
日時計と冪とプランク時代
無限と永遠
進化と絶滅と愛惜
原子力、あるいは事象の一回性
体験の物理、日常の科学
知力による制覇の得失
『昆虫記』と科学の文学性
「考える」と「思う」の違い
主観の反逆、あるいは我が作品の中の反科学
パタゴニア紀行
光の世界の動物たち
環世界とカーナビと心の委員会

出版社・メーカーコメント

科学は五感をもって自然に向き合う姿勢なのだ。抽象と具象の間をゆく随筆集科学は知識ではない。五感をもって自然に向き合う姿勢なのだ──。浅瀬の生き物、料理の加減から、進化論、人工知能、永遠と無限まで。科学エッセイ12篇に書き下ろし1篇を追加して文庫化。解説・中村桂子

著者紹介

池澤 夏樹 (イケザワ ナツキ)  
1945年、北海道生まれ。作家・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)