• 本

過ぎる十七の春

角川文庫 お72−22

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-04-112751-3
4-04-112751-3
税込価格 792円
頁数・縦 327P 15cm

商品内容

要旨

従兄弟同士の直樹と隆は、17歳の誕生日を迎えようとしていた。例年通り、木蓮や馬酔木、海棠や空木に埋もれた桃源郷のような花の里の隆の家を訪れた直樹と典子兄妹。だが、心優しい隆の目は昏く、母親の美紀子に冷淡な態度をとっていた。「あの女が、迎えに来る」と、毎夜、中庭を訪れる異端のものの気配に苛立つ隆。隆の目の中に恐れていた兆しを見つけて絶望する美紀子に異変が。運命の悲劇の幕が開く。ホラー&ミステリー。

出版社・メーカーコメント

十七歳、少年たちをつなぐ運命とは。ラストまで一気読みの本格ホラー美しい里山の旧家にかけられた呪いとは? 十七歳になることを恐れる母。運命の春が訪れる――。小野不由美の初期の傑作ホラー長編。

著者紹介

小野 不由美 (オノ フユミ)  
12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。『残穢』は13年第26回山本周五郎賞を受賞。20年「十二国記」シリーズが第5回吉川英治文庫賞を受賞。その他のシリーズに営繕屋を主人公にした建物怪談「営繕かるかや怪異譚」があり、シリーズ第2作の『営繕かるかや怪異譚 その弐』は第10回山田風太郎賞の最終候補作に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)