• 本

ホワイト・フェミニズムを解体する インターセクショナル・フェミニズムによる対抗史

出版社名 明石書店
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-7503-5483-5
4-7503-5483-X
税込価格 3,300円
頁数・縦 393P 20cm

商品内容

要旨

必要なのは、「包摂」や「多様性」による改修ではなく、解体だ。白人女性の利益のためにマイノリティを抑圧し、差別構造を利用してきたホワイト・フェミニズムと、それに対抗し、黒人、先住民、クィア、トランスジェンダーなどのマイノリティ女性たちが実践してきたインターセクショナル・フェミニズムの歴史を活写する。

目次

フェミニストの断層線
第1部 文明化(女性の権利とは白人の権利なのか?
白人の同情対黒人の自己決定
入植者の母親と先住民の孤児)
第2部 浄化(優良な国家を産む
フェミニズムを路上へ
TERFの門番とトランス・フェミニストの地平)
第3部 最適化(リーン・インか連携か)
結論 ふたつのフェミニズム、ひとつの未来

出版社・メーカーコメント

中流以上の白人女性を主たる対象としたホワイト・フェミニズムの陰で、有色人種やトランスジェンダーなどのインターセクショナル・フェミニストが既存の社会構造に連帯して立ち向かうことを提唱してきた。本書では、両者の議論を取り上げてフェミニズムの思想史を捉え直す。

著者紹介

シュラー,カイラ (シュラー,カイラ)   Schuller,Kyla
ラトガーズ大学ニューブランズウィック校女性・ジェンダー・セクシュアリティ研究科准教授。スタンフォード大学人文科学センターおよびアメリカ諸学会評議員会より特別研究員奨励賞を受けた。北米、ヨーロッパ各地で講演をおこなっている
飯野 由里子 (イイノ ユリコ)  
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター特任准教授。一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員。専門はフェミニズム・ディスアビリティ研究
川副 智子 (カワゾエ トモコ)  
早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)