• 本

血汐笛 下巻

新版改訂版

春陽文庫

出版社名 春陽堂書店
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-394-90437-3
4-394-90437-4
税込価格 946円
頁数・縦 311P 15cm
シリーズ名 血汐笛

商品内容

要旨

ある春の宵、旗本小普請組相馬修之進の娘・由香は、虚偽の話に騙され駕籠に乗り、覆面の武士たちに拉致されそうになったが、通りがかりの浪人によるすさまじい剣に助けられた。その男の名は、きらら主水―。由香に頼まれ相馬邸に入った主水が遭遇したのは、敵か味方か、謎の男「笛ふき天狗」。一方、由香をつけ狙う武士集団を率いる暴力の権化のような覆面の男「血祭殿」、その背後で巨大な陰謀を企てる影の勢力。そして次第に明かされゆく、目に見えぬ宿縁の糸が織り成す綾―。一度読んでも、また読みたくなる、時代小説の名手・シバレンが放つ「王道」長編伝奇時代小説!

著者紹介

柴田 錬三郎 (シバタ レンザブロウ)  
大正6年(1917年)、岡山県に生まれる。慶応大学在学中、『十円紙幣』を「三田文学」に発表し注目される。昭和26年「三田文学」に発表した、『イエスの裔』で第二十六回直木賞を受賞。『眠狂四郎無頼控』は圧倒的な人気を獲得し、円月殺法の眠狂四郎は混血の剣豪浪人として、戦後の時代小説を代表するユニークな存在となった。シバレン(柴錬)という通称でも名高い。戦国・幕末を扱った作品が多く、剣客ブームを巻き起こした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)