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鬼平と梅安が見た江戸の闇社会

宝島社新書 672

出版社名 宝島社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-299-03881-4
4-299-03881-9
税込価格 990円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

池波正太郎が著した時代小説の不朽の名作『鬼平犯科帳』と『仕掛人・藤枝梅安』は、18世紀末から19世紀初頭の江戸の町を舞台としている。商工業が発達し町人文化が花開いたこの時代、無宿人と呼ばれる人々や浪人が江戸へと流れ込んだ。その中には悪事に手を染める者も多くいた。火付盗賊改として奮闘する鬼平と兇悪人に死の制裁を与える梅安が見た江戸の最暗部とはどのような世界だったのか。江戸時代中期の闇の実態を解き明かす。

目次

第1章 実録『鬼平犯科帳』と犯罪捜査
第2章 大江戸八百八町・捕物尽くし
第3章 悪人の末路・江戸の牢獄と刑罰
第4章 「梅安」の時代と江戸の無法者社会
第5章 大江戸商売事情
第6章 吉原遊郭と花魁の世界

出版社・メーカーコメント

池波正太郎が著した時代小説の不朽の名作『鬼平犯科帳』と『仕掛人・藤枝梅安』は、100万人都市へ成長した江戸の町を舞台としている。町人文化が花開いた時代、江戸はカネと暴力がはびこる闇社会があった。火付盗賊改として奮闘する鬼平と兇悪人に死の制裁を与える梅安が見た江戸の最暗部とはどのような世界だったのか。

著者紹介

縄田 一男 (ナワタ カズオ)  
文芸評論家。1958年、東京都生まれ。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。時代小説・歴史小説に造詣が深く、『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞、『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞。大衆文学研究会、日本近代文学会会員、チャンバリストクラブ代表を歴任
菅野 俊輔 (カンノ シュンスケ)  
江戸文化研究家、時代考証家、早稲田大学エクステンションセンター講師。1948年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校、毎日文化センター、読売・日本テレビ文化センター、小津文化教室で古文書解読講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)