• 本

徳川家康弱者の戦略

文春新書 1389

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-16-661389-2
4-16-661389-8
税込価格 880円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

家康は最初から天下を目指したわけではなかった。戦国一の激戦地域に生まれ、頼みの今川義元はまさかの戦死、織田信長との同盟は過酷を極め、最強の信玄軍団には攻められる。家康の人生は厳しい選択の連続だった。豊富な史料から、逆境に学び続けた「天下人」の実態に迫る。

目次

第1章 「境目の土地」三河という運命(フォッサマグナと「陸の潮目」
松平家のルーツ ほか)
第2章 信長から学んだ「力の支配」とその限界(二人の運命を変えた桶狭間
「信用」という富 ほか)
第3章 最強の敵・信玄がもたらした「共進化」(武田家はなぜ強いのか
物見・透破・築城 ほか)
第4章 二つの滅亡長篠の合戦と本能寺の変(勝利のカギは柵と弾薬
強みが弱みに ほか)
第5章 天下人への道(あてにならない同盟相手
十二万五千対一万七千 ほか)

出版社・メーカーコメント

徳川幕府が250年隠してきた真実を暴く! 信長、信玄、そして秀吉。圧倒的な強者を相手にしてきた家康はつねに「弱者」だった。それがなぜ天下人となったのか? そこには弱者だから取り得た戦略、ライバルからの旺盛な「学び」があった。第一人者が家康の実像に迫る。

著者紹介

磯田 道史 (イソダ ミチフミ)  
1970年岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)