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ガブリエル・ガルシア=マルケス ある人生

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-00-061588-4
4-00-061588-2
税込価格 10,780円
頁数・縦 726,7P 図版16P 22cm

商品内容

要旨

豊かな想像力を駆使して書きあげた長篇『百年の孤独』などの作品でラテンアメリカ文学の巨星となったガブリエル・ガルシア=マルケス。本書は伝記作家ジェラルド・マーティンが、ガルシア=マルケスの幼年時代やジャーナリストとしての活躍、またカストロをはじめとする政治家、フエンテスやコルタサルといった文学者との交流、そしてノーベル賞受賞、新旧大陸の往還中も飽くことなく続けられた創作活動まで、知れば知るほど圧倒的なガルシア=マルケスの人生を17年もの歳月をかけて忍耐強くたどった、まさに決定版の名にふさわしい大評伝。

目次

プロローグ 判然としない出自から 1800‐1899
第1部 故国―コロンビア 1899‐1955(大佐と失われた大義について 1899‐1927
アラカタカの家 1927‐1928
祖父の手を握って 1929‐1937 ほか)
第2部 海外へ―ヨーロッパ、そしてラテンアメリカ 1955‐1967(ヨーロッパの発見―ローマ 1955
パリでの飢え―「ラ・ボエーム」 1956‐1957
鉄のカーテンの向こう―冷戦時の東ヨーロッパ 1957 ほか)
第3部 名士―有名人と政治 1967‐2005(バルセローナとラテンアメリカ“ブーム”―文学と政治のはざまで 1967‐1970
作家は孤独の中、時間をかけて執筆する―『族長の秋』とより広い世界 1971‐1975
チリとキューバ―ガルシア=マルケスは革命を選ぶ 1973‐1979 ほか)
エピローグ 不死性―現代のセルバンテス 2006‐2007

出版社・メーカーコメント

長編『百年の孤独』などの作品でラテンアメリカ文学の名を一層高らしめた巨人、ガルシア=マルケス。若き日の貧苦、ジャーナリストとしての日々、政治的セレブリティたちとの交流、恋愛、名声とその対価、ノーベル賞受賞の裏話など、読むほどに圧倒されるマルケスの生涯に迫る決定版伝記、いよいよ登場。

著者紹介

マーティン,ジェラルド (マーティン,ジェラルド)   Martin,Gerald
1944年生まれ。ピッツバーグ大学の近・現代語に関するアンドリュー・W・メロン(1855‐1937。アメリカの銀行家、実業家。退職後、教育、文化、研究活動に資金援助したことで知られる)の名誉教授、ロンドン・メトロポリタン大学のカリブ海研究所の上級研究教授。ラテンアメリカのすべての国を訪れ、大陸に関する広範な執筆活動を行う。25年間、パリ(パリ大学とユネスコ)の20世紀ラテンアメリカ文学・文書館で英語を話すただひとりのメンバーだった。近年、イベロ−アメリカ文学国際学会の会長職に就く
木村 榮一 (キムラ エイイチ)  
1943年大阪生まれ。神戸市外国語大学イスパニア学科卒業。同大学教授、学長を経て、神戸市外国語大学名誉教授。スペイン文学・ラテンアメリカ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)