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つる子さんからの奨学金

出版社名 偕成社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-03-727400-9
4-03-727400-0
税込価格 1,430円
頁数・縦 205P 19cm

商品内容

要旨

つる子はこほんとひとつ咳払いして言った。「奨学金をだすことにしたよ。」ある日、曾祖母につる子に呼びだされたわかばたち一家。いとこの樹とともに、つる子から高校の学費を援助するという提案を受ける。条件は、今の実力よりひとつ上の学校をめざすことだった。受験とバレー部の両立、応援し心配する親からのプレッシャーに悩みながらも、わかばは挑戦するおもしろさを感じていく。中学生から。

出版社・メーカーコメント

初めて、もっと勉強したいって思った。 女子ゆえに進学に苦労した曾祖母つる子は、ひ孫のわかばと樹に奨学金をだすという。ただし、そのためにはひとつ条件があって……。 高校受験とバレー部の両立、応援し心配する親からのプレッシャーに悩みながらも、わかばは挑戦するおもしろさを感じていく。 :::::::::::::::::::::::: つる子はこほんと一つ咳払いをして言った。「奨学金をだすことにしたよ。」 奨学金? わかばはきいたばかりの単語を心の中でくりかえした。(略) 座敷の空気は一気になごんだ。というか、軽々しいばかりにはずんだ。 だが、次の一言でまたピンと張りつめた。「ただし、それにはひとつ条件があるよ。」 つる子がぴしゃりと告げたからだ。(本文より)::::::::::::::::::::::::

著者紹介

まはら 三桃 (マハラ ミト)  
福岡県生まれ。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)