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シャーロック・ホームズの誤謬 『バスカヴィル家の犬』再考

創元ライブラリ Lハ4−1

出版社名 東京創元社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-488-07086-1
4-488-07086-8
税込価格 1,210円
頁数・縦 248P 15cm

商品内容

要旨

ホームズの推理は間違っている!『アクロイド殺害事件』におけるポワロの推理に異を唱え、真相を暴いて話題を呼んだ推理批評家バイヤール。フランス論壇の雄たる彼が、今回はシャーロック・ホームズに挑んだ。長編『バスカヴィル家の犬』のホームズ推理の疑問点・矛盾点を鋭く指摘し、真犯人を炙り出す。

目次

ダートムアの荒地
捜査
再捜査
幻想性
現実
バスカヴィル家の犬

出版社・メーカーコメント

『アクロイドを殺したのはだれか』、『読んでいない本について堂々と語る方法』 等で読書界を騒がせた批評家バイヤールがシャーロック・ホームズに挑戦。長編『バスカヴィル家の犬』におけるホームズ推理の疑問点、矛盾点を指摘。事件の真相に迫るのみならず、探偵と作家の関係を分析した知的スリルに満ちた文学批評、待望の文庫化。考察本『バスカヴィル家の犬』をお楽しみください。

著者紹介

バイヤール,ピエール (バイヤール,ピエール)   Bayard,Pierre
1954年生まれ。パリ第八大学教授(フランス文学)、精神分析家
平岡 敦 (ヒラオカ アツシ)  
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業。中央大学大学院修了。現在中央大学講師。訳書にJ=C・グランジェ『クリムゾン・リバー』、F・カサック『殺人交叉点』、G・ルルー『オペラ座の怪人』(日仏翻訳文学賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)