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灰色の階段

文春文庫 と24−22 ラストライン 0

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-16-792007-4
4-16-792007-7
税込価格 836円
頁数・縦 360P 16cm

商品内容

要旨

事件に対する驚異的な記憶力を持ち、一つの方向へ暴走する捜査班をぎりぎりで引き留める。捜査の最終防衛線=ラストラインを守るいぶし銀のベテラン刑事・岩倉剛。刑事として初めての事件から本庁の追跡捜査係や火災犯捜査係での活躍、さらに結婚式前夜や恋人・実里との出会いなど、岩倉の刑事人生をたどるファン必読の一冊。

出版社・メーカーコメント

異動の先々で事件を呼ぶ男・岩倉剛。彼の刑事人生の全貌が、いま明らかになる! 〈異動の先々で事件を呼ぶ男〉と言われるベテラン刑事・岩倉剛。彼は事件に関する異常なまでの記憶力を持ち、誤った方向に暴走しそうになる捜査本部をギリギリで引き留める「ラストライン」の担い手でもあった。岩倉の刑事生活ラストの10年を描く「ラストライン」シリーズだが、本作はそのシリーズ外伝として、それ以前の岩倉の活躍を描く短篇集である。 岩倉の警察官として初の事件から、結婚式前夜の事件、追跡捜査係の立ち上げに参加、東日本大震災に見舞われた火災犯捜査係時代、そして恋人・実里との出会い……。岩倉の刑事生活の全貌がわかるファン待望の一冊。 手口――交番勤務から渋谷中央署刑事課に上がってきたばかりの新米刑事・岩倉剛の「初めての事件」。?――本庁捜査一課勤務。翌日に結婚式を控えた岩倉は、わざわざやっかいな事件に首を突っ込むが……。隠匿――三歳の娘・千夏は可愛い盛り。岩倉は新設された警視庁捜査一課「追跡捜査係」に配属された。想定外――東日本大震災が発生した年の春から火災犯捜査係に異動した岩倉が遭遇した渋谷の事件。庇護者――岩倉は夫婦生活が破綻し別居状態に。ストーカー事件で後に恋人となる舞台女優・実里と出会う。戻る男――五十歳を迎え本庁から南太田署へ異動する直前に起きた放火殺人。岩倉は赴任までに事件を解決できるのか?

著者紹介

堂場 瞬一 (ドウバ シュンイチ)  
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年に『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)