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齟齬の誘惑

講談社学術文庫 2762

出版社名 講談社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-06-531290-2
4-06-531290-6
税込価格 1,298円
頁数・縦 314P 15cm

商品内容

要旨

「社会とは、いくつもの齟齬感や、違和感や、隔たりの意識が複雑に交錯しあう苛酷な空間にほかなりません」―。東大生の心を慄わせた伝説の入学式式辞のほか、大学は人と知が行き交い別れる「寄港地」たれと説く「第三世代の大学」論、運動論など、仏文学・映画評論の大家が学問と教育に関わるすべての人へ真摯に呼びかける、知の革新のための書!

目次

1 齟齬の誘惑(齟齬感と違和感と隔たりの意識
「誇り」の感情 ほか)
2 真実の位置(第三世代の大学―「塔」から「寄港地」へ
真実の位置 ほか)
3 第三世代の大学(総長就任にあたって
「総長」という名前 ほか)
4 東京大学をめざす若い男女に(「開かれた濃密さ」へ
知的な柔軟さのさらなる創出に向けて ほか)
5 視線の論理・視線の倫理(小津安二郎―日本映画の海外の評価)
総長日誌

出版社・メーカーコメント

伝説の東京大学総長講演から、「第三世代の大学」論、運動論まで。仏文学・映画評論の大家が真摯に呼びかける、知の革新のための書!

著者紹介

蓮實 重彦 (ハスミ シゲヒコ)  
1936年、東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長。仏文学者、映画批評家、文芸批評家、小説家。『反=日本語論』で読売文学賞、『凡庸な芸術家の肖像』で芸術選奨文部大臣賞、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)