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「豊かさ」の農本主義

出版社名 人文書院
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-409-03121-6
4-409-03121-X
税込価格 5,280円
頁数・縦 359P 20cm

商品内容

要旨

戦前のファシズム思想の温床とみなされてきた「農本主義」をみなおし、戦後の農業の思想と実践を丹念に追いながら、新たに位置づける試み。ジェンダー思想、市民運動など多様な農業の姿と思想を明らかにする。第3回〓島國男自遊賞受賞作。

目次

序章 農本主義概念のパラダイム転換
1章 農本主義概念の射程
2章 農本思想の戦後史
3章 藤本敏夫の「自給」思想
4章 「自給」にみる理念と実践の相克―「たまごの会」を中心として
5章 「ネットワーク」に惹かれた農村女性
6章 理念像としての「百姓」
7章 宇根豊による「減農薬」から「農本主義」への思想展開
終章 成熟社会における農へのまなざし

著者紹介

大石 和男 (オオイシ カズオ)  
1970年生まれ、広島県出身。京都大学大学院農学研究科博士後期課程指定認定、博士(農学・京都大学)。京都大学大学院農学研究科教員を経て、文化庁文化財調査官(食文化部門)。専門は農学原論・農業思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)