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メトロポリス興亡史 ウルク、バビロンからローマ、バグダッド、ニューヨーク、東京そしてラゴスまで

出版社名 青土社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-7917-7545-3
4-7917-7545-7
税込価格 5,280円
頁数・縦 549,11P 図版16P 20cm

商品内容

要旨

都市と人類の六〇〇〇年。人類は戦争や災害や疫病などの困難に襲われながらも、何度も都市に住むことを試みてきた。ときに多くの犠牲をともなうかたちでその試みは失敗し、隆盛を極めたあまたの都市が放棄されてきた。しかし、一方で都市では、高度な知識や文化、資本主義経済、人や物や情報の複雑なネットワークといった多くのものが育まれた。二〇二五年には世界の主要な四四〇都市が世界全体のGDPの半分を生み出すことになると予想されている。人びとはなお都市に集まりつづけているのだ。人類は都市にどのような夢を見たのか。そして、その行きつく先はどこなのか。常に実験室であり、歴史を動かす場であった都市をめぐる壮大な人類史。

目次

序 メトロポリスの世紀
都市の夜明け―ウルク(紀元前四〇〇〇‐一九〇〇)
エデンの園と罪の都市―ハラッパとバビロン(紀元前二〇〇〇‐五三九)
コスモポリス(国際都市)―アテナイとアレクサンドリア(紀元前五〇七‐三〇)
帝国の巨大都市―ローマ(紀元前三〇‐紀元五三七)
ガストロポリス(食都)―バグダッド(五三七‐一二五八)
戦都―リューベック(一二二六‐一四九一)
世界都市―リスボン、マラッカ、テノチティトラン、アムステルダム(一四九二‐一六六六)
社交的なメトロポリス―ロンドン(一六六六‐一八二〇)
地獄の門?―マンチェスターとシカゴ(一八三〇‐一九一四)
パリ・シンド口ーム―パリ(一八三〇‐一九一四)
スカイスクレイパー・ソウルズ―ニューヨーク(一八九九‐一九三九)
壊滅―ワルシャワ(一九三九‐四五)
郊外の音―ロサンゼルス(一九四五‐九九)
メガシティ―ラゴス(一九九九‐二〇二〇)

著者紹介

ウィルソン,ベン (ウィルソン,ベン)   Wilson,Ben
1980年生まれ。イギリスの作家、歴史学者。ケンブリッジ大学で歴史学の修士号を取得。サマセット・モーム賞を受賞した『自由の代償(What Price Liberty?)』、サンデー・タイムズ紙のベストセラー『深海の帝国―イギリス海軍の興亡(Empire of the Deep:The Rise and Fall of the British Navy)』など、高い評価を受けた5冊の本の著者。テレビ界で活躍する一方、数カ国でラジオ放送を行い、『タイムズ』『デイリー・テレグラフ』『プロスペクト』などに定期的に寄稿している
森 夏樹 (モリ ナツキ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)