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〈わたし〉から始まる社会学 家族とジェンダーから歴史、そして世界へ

出版社名 有斐閣
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-641-14944-1
4-641-14944-5
税込価格 3,960円
頁数・縦 316P 22cm

商品内容

要旨

パーソナル イズ ポリティカル!自分の中の「なんで?」から始めて、その問いに潜む社会の特性を考える。個人的なことが社会的なことにつながる、その面白みを味わいながら、歴史や比較といった社会学の射程の広さ、アプローチの多様性を体感できる、ユニークな一冊。

目次

序 パーソナル・イズ・ポリティカル―“わたし”から始まる社会学のゆくえ
第1部 「近代家族」は変わったか(妻の脱主婦化の落とし穴と夫の働き方の問題―家内労働時間を含めた総労働時間の長期間の分析から
女性就業の地域的多様性―福井県におけるM字型カーブの推移
日本における「近代家族論」の展開と社会へのインパクト―新聞の子育て言説を中心に
育児と仕事の競合―中国における「専業ママ」の母親規範を問い直す
「タイガー」マザーと「不合格」母―アメリカ中華系の親子関係と中国の親子関係の比較)
第2部 わたしたちはどこから来てどこへゆくのか(子どもはどちらについていくのか―徳川時代の子どもと離婚
伝統家族の複数性を読み解く―歴史人口学からの接近
日本的近代化と家の展開―先祖祭祀の変化を中心として
日本における「近代のエスノグラフィー」の誕生―権田保之助の民衆娯楽論の一考察)
第3部 国境を越える家族/国境を越える研究(“外国人の子どもの声”が声になるまで―特別支援学校への進学を「決めた」のは誰か
国際結婚で「第1の近代」は揺らいだのか
2つのオリエンタリズム―現代フランスのイスラモフォビアと方法論的オリエンタリズム
非西洋文化圏における家族研究―東アジア、東ヨーロッパとトルコを事例に)

著者紹介

平井 晶子 (ヒライ ショウコ)  
神戸大学人文学研究科教授
中島 満大 (ナカジマ ミツヒロ)  
明治大学政治経済学部専任講師
中里 英樹 (ナカザト ヒデキ)  
甲南大学文学部教授
森本 一彦 (モリモト カズヒコ)  
高野山大学文学部教授
落合 恵美子 (オチアイ エミコ)  
京都大学文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)